『カッコいいはもう言い飽きた』筑波宇宙センター

皆さんが子供の頃に夢見ていた「将来なりたいもの」は何だったでしょうか。男の子ならば野球やサッカーの選手、電車の運転手や飛行機のパイロット。女の子ならばケーキ屋さんや花屋さん、スチュワーデスあたりが定番でしょうか。中には「素敵なお嫁さんになる事」なんて人も居るでしょう。

多くの場合成長するに従って理想と現実との乖離に気付き、次第に夢も現実的なものに変化していくものです。俺の場合でいえば、

  • 幼少の頃は宇宙飛行士
  • 小学生の頃はプロ野球選手
という異なった将来の夢を抱いていました。

プロ野球選手も中々に実現のハードルの高い職業ではあるけれど、流石に宇宙飛行士には負けてしまいます。小学生の頃に、相当に現実的なレベルに夢の見直しが図られたようですねw 中学生以降はというと、結局これといって夢らしい夢を持てないままに大人になってしまいました。宇宙飛行士になるという夢は僅かな期間しか抱けませんでしたが、宇宙やそれに関する事柄は今でも大好きで、興味は尽きることがありません。そんな訳で、勿論日本の宇宙開発にも興味津々なのであります。

日本の宇宙開発といえばご存知JAXAこと宇宙航空研究開発機構ですね。近年でははやぶさの帰還に日本中、いや世界中が沸き立ち、最近でもイプシロンロケットの開発・打ち上げ成功が静かに盛り上がり(?)ました。種々のプロジェクトやロケット開発においてはNASAESAといった欧米の宇宙開発機関のそれと比べて格段に少ない予算で成果を出しており、世界に誇るべき日本の一大事業を成しています。こうした成果の数々による盛り上がりの他、アニメの宇宙兄弟も人気を博しており、特に子どもたちの宇宙への好奇心の扉を開く一助となっているようです。

JAXAの施設はあちらこちらに色々あるようなのですが、よく知られているのは神奈川県の相模原キャンパス、鹿児島県の種子島宇宙センター、そして茨城県の筑波宇宙センターなどでしょうか。これらの施設には昔から一度行ってみたいと思っていたのですが、今回ようやくにして初めてのJAXA訪問が実現しました!!

夢とロマンが詰まった日本の宇宙開発事業の拠点

筑波宇宙センターは、茨城県の筑波研究学園都市内に存在する、日本の宇宙開発事業の拠点です(関係ないけど研究学園都市って響きなんだかカッコいいな・・・)。約530,000平方メートルという広大な敷地内には様々な宇宙開発事業に関わる研究施設等が存在し、中には見学用に展示物が設置されて一般に公開されているところもあります。定期的に行われている施設見学ツアーに参加すると宇宙飛行士の訓練施設や、宇宙ステーションに接続されている日本の宇宙実験棟・きぼうの運用管制室など、普段は見ることの出来ない施設を見ることも出来ます。今回は突発的に訪問した為こうしたツアーには参加出来ず、一般公開されている部分のみを見学する事になりました。

筑波宇宙センター

公式Webサイト
Wikipedia
Google maps


【住所】茨城県つくば市千現2-1-1
【営業】9:30〜17:00
【料金】無料
【駐車場】無料
【問合せ先】筑波宇宙センター 見学案内係(電話 029-868-2023)
【所要時間】約90分(閉館時間が来てしまった為。もっと長居したかった( ;∀;))
【客層】若年者9割、高齢者1割、男女比6:4、単身者少

【個人的評価】2.5/5点
★★★★★:行かないと人生損してるレベル
★★★★☆:宿泊旅行の主目的になりうる
★★★☆☆:日帰り旅行の主目的になりうる
★★☆☆☆:宿泊/日帰り旅行の副目的になりうる
★☆☆☆☆:別件の用事で近くにあったら寄ってみたい
☆☆☆☆☆:可も無く不可も無く

宇宙センター。宇宙開発事業とは縁遠い自分にとっては妙に現実離れした言葉の様に感じられます。でも実際にそういう施設があり、そこで働く人々が居る。宇宙飛行士になるという夢は幼心に「自分は宇宙飛行士にはなれない」事を悟り諦め、違う道を進む事になりました。しかし、もしも当時「宇宙に関わる仕事は宇宙飛行士だけではない」という単純な事実に気付けていたならば、もしかしたら今とは全く違う人生を歩んでいたのかもしれません。ちょっと残念ですね。

そういえば会社の先輩に、大学で宇宙工学を専攻していた人が居ます。機会があれば是非、どんな事を学んできたのか聞いてみたいところ。前置きが長くなりましたが、それでは施設見学の模様を紹介したいと思います。

本物のロケットが出迎えてくれる

実は駐車場を間違えてしまい、筑波宇宙センターの駐車場ではなく近隣のつくば研究支援センターという施設の駐車場に車を停めてしまいました。この施設から筑波宇宙センターまでは約500メートル歩かなければならないのですが、歩道が思いの外雰囲気がよいのでちょっとした運動がてら、そのまま歩いて行く事にしました。

プレートが格好良すぎる。正門を抜けると、最初に目に入るのは総合開発推進棟と呼ばれる筑波宇宙センターの本部です。

総合開発推進棟と呼ばれる本施設の本から少し先に進むと、大きなロケットが見えてきます。このロケットはH-IIロケットで、実際に試験に使用されたものや、打ち上げられる予定だったものなどのパーツを組み合わせて構成されたもの。一般公開用に展示するにあたって、カバーの一部を透明化して内部構造を覗けるように変更されていますが、事実上本物のロケットなのだそう。

※赤いノズルだけは展示用に造られた模型らしいです。

H-IIロケットは、エンジンなど一部をアメリカ製に頼っていたそれまでのロケットとは違い、初めて全てを国産の技術で賄われて造られた純国産のロケットです。その後H-IIAロケットH-IIBロケットと世代を経て、現在2018年〜2022年の運用開始に向けてH-IIIロケットの開発が進められています。

ロケットの全長は約50メートルで、間近に見ると結構な迫力です。本物のロケットを目の当たりにしたことで、今後ロケットの打ち上げをテレビ等で見る時には今までとは少し違った感覚で応援する事が出来そう。種子島宇宙センターでのロケット打ち上げを見学すると、振動や轟音など現地でなければ体感出来ない要素を感じる事が出来るそうなので、いつかは見学に行ってみたいなぁ・・・

ロケットの表面ってツルツルなのだと思ってたが、ザラザラしているんだなぁ。間近で見ないとわからない事ですね。

大人の方が楽しめるかもしれない

ロケットをひと通り眺め倒した後は、すぐ近くの建物の中に入ってみます。最初の建物内では、廊下に多数のパネル展示がなされています。パネルは様々な内容のものがありますが、これまでの宇宙開発事業についての取り組み内容や成果、打ち上げられた人工衛星の役割、宇宙飛行士の紹介、アニメの宇宙兄弟の中で登場した「筑波宇宙センター」の紹介、宇宙から撮影した地球上の様々な地形写真、等がありました。閉館時間が17時と少し早く時間が押している為、じっくりと読むことは出来ませんでしたが、時間が許すのであれば一字一句逃さぬ勢いで読みつくしたいところでした。

このパネル展示に関しては、文章による説明が多く内容的にも小さな子どもではなく中高生以上の大人の方が楽しめる内容だと思います。(というか多分小さな子供だとパネルの設置位置的にも読めなさそう)

この日章旗・JAXA旗・ミッションマークのワッペン/ピンバッジは、国際宇宙ステーションにおける日本初の宇宙実験棟きぼうの組み立てミッションの第一回目が2008年に行われる事を記念して、ミッションを担当したスペースシャトル・エンデバーに搭載されて宇宙を飛行したものだそうです。パネル下部に署名があるので、このエンデバーに搭乗した土井隆雄飛行士から寄贈されたものなのでしょうか。

他にも宇宙から観た地球を撮影した写真パネルもあります。こちらは撮り忘れましたが、なんとも言えず凄い写真ばかりでしたよ!どう表現したら良いのかわからん・・・うはーこんな写真が撮れるか〜!みたいな。w

意外と多様な宇宙食

廊下に面した部屋に入ってみると、宇宙食が展示されていました。意外と品目が多かったり、どう見ても普通のマヨネーズっぽいものがあったり。旅行の一番の楽しみは食事であるという人は多いと思いますが、娯楽の少ない宇宙空間でも食事が何よりの楽しみだったりするのかもしれません。健康を維持するためだけでなく、宇宙飛行士にとっての精神的な支えの1つとしても重要な要素である事を考えると、宇宙食の開発も当然力を入れて行われているんですよね。

マヨネーズって市販のものと何が違うんだろうか?とか、鯖の味噌煮って狭いところで食べてにおい大丈夫なのかな?とか、色々と気になりますねw

同じ部屋には他にも国際宇宙ステーション(ISS)や宇宙ステーション補給機(HTV)、水循環変動観測衛星(しずく)の模型、現在ISSに滞在中の若田光一飛行士が、近く日本人初のISSの船長となる事を説明するパネルもありました。

さて、あらかたパネルを見終えたので次はプラネットキューブという施設へ向かいます。

プラネットキューブは名前負け?

わざわざプラネットキューブなんて名前がついている施設なのでどんなものかと思いきや、パーテーションで区切った一角にパネルが展示されているだけでちょっと残念。ここに掲示されるパネルは不定期で変更されるそうです。パネルの写真は撮っていませんが、この時に提示されているパネルは、宇宙から帰還する際に目標地点とは異なる場所に不時着した場合などに生存する為のサバイバル訓練の模様などを説明するものでした。酷寒の豪雪地帯でのサバイバルとかですね。

このプラネットキューブの隣にはお土産物屋さんと、宇宙服の展示がありました。それから、日本人初の国際宇宙ステーションのコマンダーとなる若田飛行士に向けたメッセージの寄せ書きも。

寄せ書きの多くは子どもの字でした。「こういったところで宇宙に関心を持った子どもたちの中から将来の宇宙飛行士やロケット・人工衛星の開発に携わる人が登場するかもしれないんだよな」と思うと感慨深いものがありました。是非とも、俺の分まで夢の実現を目指して頑張って欲しいものです。

お土産屋さんではキーホルダーやTシャツ、小物などの定番なグッズの他、宇宙食も販売されています!意外と色々な品目が売られていて、定番のカレーの他にもたこ焼き、ストロベリーショートケーキ、エビグラタン、アイスクリームなどもありました。今回お土産は買わなかったのですが、折角だし一つくらい買って食べてみれば良かったかな〜

スペースドームには本物の人工衛星が展示されている!

最後に向かったのはスペースドーム。ロケット広場のH-IIロケットと並ぶ筑波宇宙センターの目玉の施設です。

入口からすぐはこんな感じ。超ワクワクするぞw

ここには数多くの人工衛星や試験に使用されたロケットエンジンなどが展示されています。これらは一部を除いて模型ではなく、実際に打ち上げられ運用されたものとは別に製造された、いわゆるスペアや試験機であるらしいです。ざくっと紹介していきます。

様々な人工衛星が展示されていますが、個人的にはこのはやぶさが一番好きです。運用開始後、地球に帰還して大気圏再突入で燃え尽きて消滅するまでの間に数多くのドラマがあった事もその理由の一つですが、単純にデザインがシンプルで素敵、格好良いと思えるからです。ただし、この施設ではJAXAの前身の一つである宇宙開発事業団(NASDA)が運用等を担当したミッションに関する展示がメインであり、同じくJAXAの前身の一つである宇宙科学研究所(ISAS)が担当したはやぶさはオマケで展示されているというような扱いで、施設の端の方にひっそりと置かれているに留まります(´・ω・`)

かっけええええ!!!!はやぶさもそうですが、俺はどうもずんぐりむっくりした造形よりも、スタイリッシュな造形のものを格好良いと思うタイプのようです。ソーラーパネルの美しい青が白い本体色と良く似あっていてステキすぎます。ところで、「国際宇宙ステーション」という名前の響きもかなーりカッコいいですよね?

左の第一段ロケットエンジン(LE-7A)は、H-IIAおよびH-IIBロケットの一番下に取り付けられるもので、ロケットが発射台から飛び立つ時に使用されます。このエンジン1基でジャンボジェットの4基のエンジンに相当する約110トンの推力を発揮するんだとか。右の第二段ロケットエンジン(LE-5)は、初の純国産ロケットであるH-IIの一つ前の世代のロケット、H-Iロケットの第二段に取り付けて使用されました。このエンジンの開発によって、日本のロケットエンジン開発技術の基盤が確立されたそうです。

各種人工衛星

以下、引き続きスペースドーム内展示物の紹介です。

月周回衛星かぐや

月周回衛星かぐやは、NHKのハイビジョンカメラを搭載しており、月の衛星となって高画質な映像をもたらした事で知られています。月面の様子を撮影した映像がこのかぐやの隣で流されており、本当に綺麗で感嘆ものでした。

月の起源と進化を解明するためと将来の月の利用のため、さまざまな観測をすることを目的としている。同時に周回衛星に搭載された観測機器で、プラズマ、電磁場、高エネルギー粒子などの月周辺空間の環境・計測を行った。将来的には、かぐや後継機による月面着陸の構想もある。

wikipedia(月面周回衛星かぐや)

実験用中型放送衛星ゆり

TV電波の家庭における個別受信を目標とする直接放送衛星システムのために必要な技術的条件の確立、衛星放送システムの制御・運用技術確立、及び衛星からの電波の受信効果の確認実験を行うことを目的として開発された。この時は実験段階であったため一般視聴者へ向けた実用的な放送は行われなかった。

wikipedia(実験用中型放送衛星ゆり)

静止気象衛星ひまわり

宇宙からの気象観測の実施。世界気象機関(WMO)と国際学術連合会議(ICSU)が共同で実施する地球大気観測計画(GARP)の一翼を担う。

wikipedia(静止気象衛星ひまわり)

温室効果ガス観測技術衛星いぶき

京都議定書の第一約束期間(2008年~2012年)における地球上の温室効果ガス濃度分布の測定と、長期的な気候変動予測に必要なデータの取得のために開発された。いぶきにより、京都議定書で定められた期間での二酸化炭素排出量削減量の監視や、温室効果ガスの長期的な変動データを取得して気候変動予測に役立てることができる。

wikipedia(温室効果ガス観測技術衛星いぶき)

超高速インターネット衛星きずな

無線による広範囲かつ超高速の固定用国際ネットワークを構築する技術を実証するために開発された。アジア・太平洋の高速インターネットが行き届いていない地域(離島)、災害時など地上設備による通信が困難な環境での通信技術の獲得、地域間の情報格差を解消し、医療・教育・災害対策に寄与する事を目的としている。

wikipedia(超高速インターネット衛星きずな)

技術試験衛星きく1号、技術試験衛星きく7号

N-Iロケットの性能確認、人工衛星の軌道投入・姿勢制御・追跡・運用等の人工衛星打ち上げ技術の習得、打ち上げ時の機械的環境条件及び軌道投入後の姿勢変化、衛星内外の環境の測定を目的としている。また、初の実用衛星である電離層観測衛星に搭載する伸展アンテナについて事前に技術データを取得する。

wikipedia(技術試験衛星きく1号)

自動ランデブー・ドッキング技術実験、宇宙用ロボット技術及びシステム技術の実験、軌道上の原子状酸素の分布状態のモニタ、宇宙データシステム諮問委員会(CCSDS)勧告に基づく宇宙用データ伝送システムの開発、データ中継衛星を利用した複数衛星の同時運用技術の習得を目的としていた。

wikipedia(技術試験衛星きく7号)

技術試験衛星きく8号

移動体通信、特に打ち上げ時期である2006年当時一般的であった携帯電話に見られるようなハンディタイプの端末と衛星との直接通信を可能にする技術を目的として開発された。当時の携帯電話は通信に地上の基地局が必要であり、一般に山間部や海上ではサービスが提供されていなかった。また災害発生時も通話が困難になることが多かった。当機は山間部、海上、災害発生域で安定した通信サービスを提供することを目標とした。また測位システムに静止衛星を利用するための実験も行う。

wikipedia(技術試験衛星きく8号)

陸域観測技術衛星だいち

地図作成、地域観測、災害状況把握、資源調査などへの貢献を目的として開発された地球観測衛星。運用終了まで650万シーンを撮影し、新潟県中越沖地震や四川大地震等の災害被害観測、ブラジルの熱帯雨林における違法伐採や日本国内の不法投棄監視、国土地理院の作成する地図への適用など、さまざまな成果を挙げた。

wikipedia(陸域観測技術衛星だいち)

宇宙ステーション輸送機(HTV)

これは国際宇宙ステーションに物資等の輸送を行うためのもので、解説パネルでは「宇宙の宅配便」と呼んでいます。愛称の「こうのとり」、とても良いネーミングだと思う。
往路で物資を運び込み、復路は宇宙ステーションから不要な物資を詰め込み、大気圏に突入して燃え尽きるという使命を担っています(´;ω;`)ブワッ

H-IIBロケットに搭載されて打ち上げられ、高度約400キロメートル上空の軌道上にある国際宇宙ステーション (ISS) へ食糧や衣類、各種実験装置などの最大6トンの補給物資を送り届ける。その後、使わなくなった実験機器や使用後の衣類などを積み込み、大気圏に再突入させて断熱圧縮によって焼却する。

wikipedia(宇宙ステーション補給機)

上記リンク先では、このHTVを発展させて日本独自の有人宇宙船や宇宙ステーションを実現させる計画についても触れられています。特に前者の有人宇宙船に関しては現在開発に必要な技術要素の検討などを行っており、2015年までに開発計画をまとめるとしています。もうすぐですね〜、楽しみだ!!

宇宙実験棟きぼう

上を覗いたら一瞬ビクッってなったw

宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発した日本の宇宙実験棟であり、国際宇宙ステーション (ISS)の宇宙実験棟の中では 最大の実験棟である。与圧部である船内実験室(PM)と船内保管室(ELM-PS)、曝露部の船外実験プラットフォーム(EF)と船外パレット(ELM-ES)、きぼう専用マニピュレーターのロボットアーム(JEM-RMS)、衛星間通信システム(ICS)といった6つの主要部位で構成されている。

wikipedia(宇宙実験棟きぼう)

きぼうは、宇宙空間という特殊な環境下で様々な実験を行う為の施設です。ここやその他の実験棟などで行われた実験や研究の成果は、私達の日常生活にもフィードバックされ、知らないところで恩恵に預かっている事もあるかもしれません。その一例がパネルで紹介されていました。

・・・閉館時間がきてしまった><
一応、ひと通りの展示物を見て回る事は出来ましたが、パネルをじっくりと読む事は出来ませんでした。

筑波宇宙センター総括

いやぁ、非常に面白かったです。時間が割と遅めだった為か、見学者はまばらで落ち着いて周る事が出来たのも良かった。展示内容の濃密さもさる事ながら、これだけの内容が無料で公開されているというのが驚き。そうそう、こんな記事がありましたよ。凄いね、2位に大差を付けて1位だってよ!!よく見たら4位に種子島宇宙センターもあるじゃないか。子どもたちに夢を与えるという点で、JAXAはとても頑張ってくれているという事なのでしょう。大人の俺も凄く嬉しいですけどねw

写真を撮れていない展示物もあるので、この記事では筑波宇宙センターの魅力の全てを紹介する事は出来ません。この筑波宇宙センターのおすすめ度は2.5点としています。これは「一般的には遠くからわざわざ泊まりで来る程、ではないだろうなぁ」という点数ですが、宇宙に関する事柄が凄く好きだというのであればその限りではありません。

今回は一般公開されている展示部分のみを見て回った訳ですが、先述の通り施設見学ツアーに参加すれば普段は見られない施設も見る事ができるんです。さらにツアーではスペースドーム内を係員のお姉さん(多分)が展示物について説明しながら案内してくれるし、視聴覚室でも特別な映像を観せてもらえるようだし、まだまだ色々と楽しめる余地が残っています。平日であればこのJAXAの社員食堂も利用可能です。冷やし宇宙担々麺だとか天の川カレーだとか、なんかそれっぽいメニューがあるみたいですよw

今度はもっと時間に余裕をもって再訪し、施設見学ツアーに参加するだけでなくパネルをじっくりと読んでまわれたらいいなと思っています。以上、筑波宇宙センターでした!

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