ご無沙汰しております。 完全にブログ更新をさぼってしまっており申し訳ないです。サボっている間に色々と自身を取り巻く環境にも変化がありました。その1つが、MINIからの乗り換えであります。
MINIに不満があった訳ではない
その前に一つだけ声を大にして言いたいのは、決してMINIに不満があるが故の乗り換えではないという事です。事実、乗り換えるつもりはさらさらありませんでした。まだようやく３年目が終わろうかというところだし、ただの一度も故障していない。コンパクトな車体に加えてMT車ということもあり、未だに運転する度に楽しい車だなぁと思えます。納車前は気になっていた、MT車の欠点としてよく挙げられる項目もいざ乗ってみれば全然気になりませんでした（渋滞時のスタート＆ストップが面倒、坂道発進が難しい、など）。
でもそれ以上に、新しい車、MINIとは一転大幅にサイズアップしてのSUVであるBMW X1の魅力が大きすぎたのです。納車までの間にその経緯などをまとめておこうと思います。
2016/11/12 追記: 納車されました
車検の為にディーラーを訪問
9月11日、MINIを初回車検に出すためにMINIディーラーを訪れました。担当者さんと談笑しながらMINIの様子の簡易チェックが終わるのを待っていると、ふいにこんな事を言われました。
「そういえばTatsuyaさん、今X1が展示されているので宜しければ見て行かれますか？」
実は一年近く前の2015年の10月に所用でディーラーを訪れた時に、こんな話をしていたのです。
- 何年後かにMINIから乗り換える時はSUVにしたい
- 2015年10月に日本でも公式に発表されたX1はとても格好良かった
- スキー場するが、MINIだと荷物が積めなくて少し大変
担当者さんが、この一年近く前の話をしっかりと覚えていたようです。街中で時折X1を見かける事はありましたが、じっくりと見たことは無いので是非という事で、MINIディーラーに隣接するBMWディーラーに移動します。
ご存じない方もいらっしゃるかもしれないので補足説明致しますと、現在のMINIはBMWの傘下にあり、基本的にBMWのディーラーの隣にMINIディーラーも存在します。ピット作業を行う設備も共有しており、メカニックはBMWとMINI、両方の車を見ています。
BMWディーラーへ
BMWディーラーに入るのはこれが二度目です。一度目は先程書いた一年前のことで、X1のパンフレットを見せる為に連れてこられたのでした。丸っこくて可愛らしいMINIに合うようにと内装もどこかポップな雰囲気となっているMINIディーラーとはうってかわって、全体的に白基調、クールで鋭い印象を受けるBMWのディーラーに入るのは少し身構えてしまうというか、緊張してしまいますね。
中に通されると、早速展示されているX1の元に寄ってみました。勿論今日は車検の為に来ただけなのであって、見るだけです。見るだけ。
X1とご対面
・・・イイ・・・
凄く格好良い。
このX1は2015年10月にフルモデルチェンジしたばかりなのですが、先代のX1とは随分と雰囲気が変わっています。先代はFR車の特性としてノーズが低く長く、車高もそれほど高くなかったためどちらかといえばSUVというよりもステーションワゴンっぽいと感じていました。新型X1はFF車となり、エンジンの配置に制約が少ない特性がプロポーションや室内空間の拡大などに活かされています。
先代X1(E84)と新型X1(F48)の比較画像があったので載せておきます。新型は白い方、インテリア比較では上段です。
リアのデザインは大人しめでまぁ普通だなぁという感じですが、顔つきは今風になって非常に俺好みです。横から見てもノーズの長さや厚さなど全体のバランスが良く、どっしり感が増してしっかりSUVらしさを感じる事が出来ます。
格好良い！！
ただし、個人的にはBMWの顔がもっとも映えるのはやはりセダンタイプだろうと思います。3シリーズ、次の画像のクルマなどがそうですね。格好良さだけでいえば、やはりこのタイプには負けるなぁ。
ローンのイメージを掴む為に見積もりをもらう
その後はMINIと比較しながら色々な項目をチェックし、見積もりを出してもらいます。この時点まではまだ買うつもりはなく、将来同程度の車を購入するならローンはこんな感じになるだろうという感覚を掴む為でしたが、実際にX1をじっくり見たことで早く乗りたいと思う気持ちが湧いていた事は確かです。もう完全にディーラーの術中にハマっています。
パンフレットを見ながら必要なオプションを選んで、出してもらった見積もりは正直大した値引きも無くあまり魅力的なものではありませんでした。しかし、その後色々と話をして、MINIを下取りに出した場合はいくらなのか？値引きはもっと大きくならないか？といった事を話し合っているうちにだいぶ気持ちが揺らいできました。
持ち帰っての宿題には出来ない…
見積もりを持ち帰ってじっくり考える時間がほしいところでしたが、それが出来ない理由がありました。MINIの車検が4日後に近づいています。今日は日曜日で、平日は会社を休めないので今日が車を預ける事の出来る最後の日なのです。普通ならこんな時は「やめときます…」なのですが、一旦ディーラーを出てマクドナルドで一人頭を抱えながら悩んだ末に「買います」となったのでした。
朝の10時半にディーラーに到着し、11時頃にX1を見てから延々と考え込んで悩み、ディーラー他店舗から試乗車を持ってきてもらって運転させてもらい、また考え込んで悩み、18時過ぎにようやく結論を出しました。疲れた。
グレードはXdrive20i Xline。下位グレードのSdrive18iだと、AWDではなく完全なFFなので、折角SUVを買うならオンデマンド四駆とはいえAWDの方がいい！という事でXdriveです。オプションなどはまた納車された後に紹介していきたいと思います。
自分の身の丈とは？
X1が身の丈にあった車だとは思いません。年収から考えると普通は買わないだろうし、止めておけよと言われる車でしょう。30歳という節目の年だからという根拠のない理由を付け、独身最後の大きな買い物だから許してくれという自分や相手の親に怒られそうな言い訳をして、決めてしまいました。
まぁ、自分の年収からすると高すぎるというのは確かですが、それなりに貯金は出来ていたので不測の事態に備えられるだけの額を残しつつも頭金をある程度まとまった額で出して、3年間のローン返済を無理のない範囲に抑えるという事だけはよくよく考えました。
ベクトルの違う面白さに期待
契約を決めた直後はやっちまった感でいっぱいでしたが、それから一週間が経った今は開き直って楽しみで仕方がない状態です。MINIはMTならでは、コンパクトな車体ならではの運転する面白さがありました。それと同種の面白さはX1では得られないでしょうが、X1にはX1の、何か別のベクトルを向いた面白さがある筈なのです。長距離運転が楽になる事に加えて車中泊も快適になった事で、間違いなくMINIよりも行動範囲が拡がります。X1の面白さとはもしかしたら運転そのものではなく、何処かに出かける事を楽しむという事にあるのかもしれませんね。
納車日は現在BMW本社からの回答待ちで入港日が不明なのですが、そう遠くはないはずです。9月中、遅くとも10月になるでしょう。涼しくなってきて、ドライブには最高の季節です。納車されたら何処に行こうか、計画を色々と立てながら楽しみに待ちたいと思います。
ところでこのX1ですが、先に書いたように昨年10月の発表時から気になっていたので暇な時に調べたりしていたのですが、中々オーナーによるブログ記事などが見つからず、情報を集めるのに難儀しました。そこで、せっかく自分もブログを持っているのだからという事でX1自体や、ちょっとしたカスタマイズの事などをMINIの時同様に紹介していけたらと思っています。
最後に、納車までの間借りる事になったMINI CrossOverのCooperD。ディーゼル車です。CrossOverはMINIのSUV版で、内外のデザインはハッチバックのMINIとあまり変わりません。個人的には、MTが設定されているのは良いのですが、SUVを買うなら別にMINIを選ぶ必要はないなぁと思っています。恐らく誰しもが思うように、大きすぎてもはやMINIという名前とはギャップもありますし。でもSUVの中ではまだ小ぶりだし、可愛らしさもあって人気があるのもうなずけますね。それにしてもディーゼル車を運転するのは初めてですが、街中の速度域での馬力に余裕のある感じは凄いですね。発進からモリモリ力が湧いてくるのを感じ、ガソリンエンジンとは全く違った感覚が新鮮でした。
以上、その気は無かったのに気がついたら新車を契約してしまった話でした。 やっちまった！
