6月13日の金曜日。「アレ?そういえばそろそろアルパカの毛刈りが行われる頃じゃね?」・・・と、唐突に思い至る。アルパカと言えば栃木県は那須高原のアルパカ牧場が有名です。早速公式Webサイトを覗いてみるとこんなニュースが掲載されていた。
おお。今まさに毛刈り中なのか!毛刈り直前の一年で最もモフモフしてるアルパカさんと、毛刈りしてスッキリ涼やかなアルパカさんの両方を一度に楽しめるこの時期に行かないでどうするという事で早速翌日の14日土曜日、愛車のMINIを走らせてアルパカさんに会いに行ってきました!
急遽予定を変更!
自宅からアルパカ牧場までは丁度200kmくらいです。GoogleMapで経路を調べると、順調なら約2時間半で着く様子。微妙にロングドライブなので、道路が混み出す前に現地についてしまいたいところ。7時頃に自宅を出発し、東北自動車道を利用して那須高原に向かいます。
最初は、まずアルパカ牧場が開場する10時頃には到着し、開場と同時に入場して2、3時間アルパカを堪能してからお昼ごはんを食べて帰ってくるつもりでいました。しかし、高速道路を走行中に誤算が!
めっちゃ腹減った・・・
朝ごはんは一応食べてきた筈なのに(;´Д`)
この空腹に耐える事は中々厳しそうだと判断し、予定を変更して早めのお昼ごはんを先に済ませてしまう事にしました。実は、元々お昼ごはんを食べに行くお店は家で見当をつけていたのでサクッと目的地を変更し、そのお店に向かいます。
ステーキハウス寿楽
そのお店とは、ステーキハウス寿楽。とちぎ和牛のステーキで有名なお店らしく、テレビに取り上げられる事もよくあるんだとか。結構な人気店でお昼時には待たされる事必至との事。
お店は10時半に開店なのですが、なんと9時45分に到着。そりゃそうだ。10時にアルパカ牧場に着くつもりで来たんだから(´・ω・`)
※アルパカ牧場とステーキハウス寿楽は15kmしか離れていません
幸い駐車場は開放されていたので、車を停めて待つことにします。待つというか、ぶっちゃけ朝早かったし眠いので仮眠とってました。この時点ではお客は自分だけでしたが、10時半の開店直前に目を覚ますと(自慢じゃないですが起きたい時間に起きられる特技?があるのだ)、なんと駐車場が一杯になっていて驚きました。自動車が15台弱、バイクが数台くらいでしょうか。流石は超人気店。開店時でこれなのだから、お昼時は大変なことになるでしょう・・・。結果的に、早目に来て正解でした。
ともかく、今回は開店とほぼ同時に入店する事が出来ました。お一人様は自分だけのようで、あとは家族連れや老夫婦が殆どの様子。最近は一人で飯屋に入る事に抵抗をあまり感じなくなってきました・・・。寂しさを感じるよりも先に美味しいものを誰にも気兼ねなく存分に楽しめる喜びを噛みしめるのがコツです。そんなコツ要らない?そうですか( ;∀;)
メニューを開くと、サイコロステーキやハンバーグなど色々あるようです。メニューはWEBでも同じものが公開されていました。結構悩みましたが、最終的に注文したのは「那須和牛おすすめサイコロステーキ150gのセット」。塩コショウとオリジナルソースのどちらかを選ぶようになっており、オリジナルソースを選択。注文してからすぐに前菜的にサラダが出てきて、10分程でサイコロステーキとライスその他が運ばれてきました。
早速いただきます(*´ω`*)
おぉ・・・俺はこの日初めて肉というものを食ったのだ・・・
大げさに思われるかもしれませんが、結構本気で、割と真面目に、ガチで、そう感じました。今まで食ってきた肉は肉っぽい何かだったのだと。A5とか等級のつくような肉とおおよそ縁のない人間に衝撃を与えるには充分すぎる程の美味しさでした。
まず超柔らかい。なのに脂っこくない。いや、脂はのっている筈なのだけれどなんだろう、あっさりしているというか嫌な脂じゃないというか。これが肉汁ってやつか!よくわからん、ただひたすら美味しい。
オリジナルソースによる味付けは結構薄めで、肉の味がわかって良かった!濃い目の味付けが好みの場合、店員さんに言えばソースを追加してくれるらしいです。ちなみにソースは塩コショウベースに玉ねぎか何かの甘みがあったかな?味噌っぽい感じもしたような・・・この手の感想はいつも、車に戻った時にメモっているのですがそのメモを紛失したのでこんな曖昧な記事になってしまいました。・゚・(ノД`)・゚・。
味噌汁とお新香もついてます。セットと銘打っていますが、ライスは茶碗によそってあるし食器もお箸だしで完全に定食だ・・・。尚、肉はあまりの美味しさに涙が出るかと思いましたが味噌汁やサラダは至って普通です。このセットで2,300円。俺的には結構奮発したといえる額ですが、この美味しさならむしろ安いと思いました。自宅から通うにはちょっと遠いですが、近くにあったら毎週行きかねないので遠くてむしろ良かったんじゃないでしょうかねw
メニューを見ると、他にもおいしそうな厚いステーキやハンバーグ、メンチカツ、ビーフカレーなんかもあります。その中でも目を引いたのが一日20食限定の牛すじ煮込み定食。900円。え・・・安くね・・・。
また那須高原に来ることがあったならば、確実に再訪するであろうお店です。次は分厚いステーキを食べてみたいですが、いくら美味しいとはいえ一般的なリーマンにとって4,000円前後というお値段はちょっと、いや大分辛いのできっとまたサイコロステーキを頼むでしょう。マジでこれで2,300円は安いです。おすすめです。店員さんもこれがおすすめって言っていたし、そもそもメニューの名前が「おすすめサイコロステーキ」なのだからこれを選んでおけば間違いないでしょう!
ちなみに今回は150gを選びましたが、それなりにお腹一杯になりました。女性には多いくらいかもしれませんね。それにしても美味しいものを食べると人は何故こうも幸せになれるのでしょうか。そんな事を考えつつ、お店を後にします。はぁマジでうまかったわ・・・
日本の聖地にやってきた
さて、幸せを噛み締めつつアルパカ牧場を目指します。先ほども書いたように、ステーキハウス寿楽とアルパカ牧場は15km程しか離れておらず、30分くらいで到着しました。
那須アルパカ牧場の基本情報
公式Webサイト
Wikipedia なし
Google maps
【住所】栃木県那須郡那須町大字大島1083
【営業】年末年始と木曜日を除く、10:00〜16:00
【料金】大人800円 中高生600円 子供400円(5才以上)
【駐車場】有(無料)
【問合せ先】那須アルパカ牧場(電話 0287-77-1197)
【所要時間】約90分(※俺の場合)
【客層】若年者7割、高齢者3割、男女比4:6、単身者皆無
【個人的評価】3.5/5点
★★★★★:行かないと人生損してるレベル
★★★★☆:宿泊旅行の主目的になりうる
★★★☆☆:日帰り旅行の主目的になりうる
★★☆☆☆:宿泊/日帰り旅行の副目的になりうる
★☆☆☆☆:別件の用事で近くにあったら寄ってみたい
☆☆☆☆☆:可も無く不可も無く
那須高原のアルパカ牧場は正式名称を那須ビッグファームといい、日本初にして最大のアルパカ牧場として知られています。11万平方メートルの敷地内におよそ400頭のアルパカがいるんだそう。立地的に、アクセスは自動車が無いと厳しそうです。電車を利用する場合、新幹線が止まる駅から車で1時間弱かかるようなのでレンタカーを使うのがよいでしょう。
この看板お洒落でめっちゃ好き。入り口はこの左に見えてるプレハブみたいなところです。この中に入って入場料を支払い、反対側から抜けるとそこはもうアルパカの聖地。
アルパカいた!!この牧場感がたまらん!
入り口から入ってすぐのこのエリアは「アルパカ少年隊」と呼ばれており、少数の若いアルパカが放されています。ここに居るアルパカは皆毛刈りを終えているようですね。アートパカてw
もう少し先に進むと回転式のゲートがあり、中に入るとそこには・・・
ダチョウがいた。
なんでだよ!!
そう、ここはダチョウゾーン。なんでアルパカ牧場にダチョウがいるのか?特に説明が記載された案内看板などはありませんでした。うーむ気になる・・・。まぁ、普段ダチョウなんてそうそう見る機会が無いのでラッキーとか思いながらまじまじと見てきましたよ。
なんか白目むいてる怖い、というか正直気持ち悪いのが居たのですが、帰ってから調べたらこれは白目むいてるんじゃなくて瞼なんだそうだ。へー・・・でもやっぱキモいわ・・・
ナスピチュwww
ダチョウゾーンから先に進むと、そこはいよいよアルパカゾーン。
なんて平和な光景なんだ・・・
アルパカゾーンにもメスアルパカゾーンやオスアルパカゾーンなど幾つかあるのですが、写真がごちゃごちゃになってしまっているので適当に紹介していきますね!ところで、ここにはひときわ目立つ、巨石を積んで作られたような岩山があります。
ナスピチュは、餌やりタイムなんかには沢山のアルパカが登りだして大変愉快な光景が見られるようなのですが、残念ながらこの時はただの一匹もおらず、むしろ多くのアルパカが爆睡している状態でした。お昼だからねー、お昼寝タイムだったのでしょうか。
アルパカは柵に囲まれたなかに放されていますが、柵によってくるものも凄く沢山いるので触る機会もありまくりです。餌を買って、与えてやる事も出来ます(今回はやらなかったけれど)。
アルパカにも個性が結構あるようで、非常に人懐こくて触らせてくれるものもいれば、触られるのを極度に嫌がって顔をそむけるものなど様々な反応を見せてくれて面白いです。中にはおこってツバをかけようとしてくるものも居るので気をつけましょうw
こうしてロープをかじっているアルパカが沢山いました
クリアゾーン
次はクリアゾーンと呼ばれるエリアにやってきました。クリアとはアルパカの子供の事なんだそうだ。
こ、これは!!!
モッフモフや!!!かわいいかわいすぎる
「・・・なんで君クリアゾーンに居るの?」「知らんがな」
おわかり頂けただろうか・・・
\キャー!!イヤー!!/
君は絶対器でかいよね、包容力ありそう
あっちでもこっちでも大あくび。いやぁ平和ですね
有料でアルパカと散歩が出来る「お散歩広場」。しかし野郎が一人で参加する勇気は無かった・・・
嬉しいと尻尾があがっちゃうとか可愛すぎるけど彼女を見つける事は出来なかった・・・
アルパカの毛で織られたタペストリー。手触りよかった。
ださ・・・個性的な髪型だけどイケメン!
アルパカは、歯が下顎にしか生えていません。上顎の歯があるべきところは皮膚が硬くなっているそうですが、鼻の下をつつくとぷにぷにと柔らかくて病みつきになりそうですw
ミニチュアホースゾーン
向き合ったままお互い微動だにせず、一言も発さず。人間にはわからないドラマがあるのかもしれない
その他
はー。物凄い癒やしスポットだったわ
アルパカ牧場総括
という訳で、掲載しきれなかったものも含めて非常に多種多様のアルパカを見て、触れて、癒されてきました。先述の通り見た目だけでなく性格も個体差が大きくてとてもおもしろいんです。
鳴き声もいいんですよ!
「フェ〜」「ブェ〜」
なんとも間延びした鳴き声でめっちゃ和みます。
動作が緩慢でスローライフな感じとか、一心不乱に枯れ草の上でゴロゴロと転がるのに夢中な奴が居たりとか、寝相が悪すぎだったり、二匹三匹と並んで仲良く同じロープをかじっていたり、首を撫でられてうっとりしていたり、触ろうとすると嫌がって逃げたのに5秒とたたずにまた戻ってきたり、いやぁもう最高ですねアルパカ!!この世に天使が居るとしたらそれはアルパカの事で間違いありません。
我が家から那須高原まではちょいと距離があるのですが、確実にまた行く事になるでしょう。犬や猫も大好きなのですが、癒やしという一点においてアルパカはこの二大愛玩動物に匹敵しうる魅力があると思いました。アルパカをみたことがないという方は是非、一度は会いに行ってみる事を全力でおすすめします!!
以上、那須アルパカ牧場でした!