Meta Quest3が届いた

Meta Quest3が届いた

前の記事では、Meta Quest3(以下Quest3)に興味を持ち、家電量販店で実物を見て感じたことなどを書きました。本記事ではその後実際に注文し、届いてからの事を書いてみたいと思います。Quest3の購入方法としてはMeta社公式Webサイト、家電量販店、ECサイトなど色々あるのですが、今回は価格コムで最安値をつけていたECサイトで購入しました。公式Webサイトから購入するのであれば利用できるクーポンなども調べれば見つかったりしますが、それでもなお価格コム最安値の方が安かったためです。自分が購入した時は76,860円でした。他にもAmazonで色々とアクセサリなど購入しているのですが、それらの紹介や感想はまた別の記事に譲りたいと思います。

  1. 購入の検討
  2. Meta Quesr3本体の感想(本記事)
  3. アクセサリの感想

Quest3は注文した翌日に届きました。早い早すぎる。流通業の皆様方には頭が上がりません。

このペリペリ破って開封する不可逆なタイプのパッケージ、自分のものになるんだ感があってテンションがあがりますね。箱はかなり堅牢なつくりで、蓋をあけるとその裏に簡易な説明が記載されており、セットアップにはスマートフォンとアプリが必要である事と、電源ボタンの位置、ストラップの調整方法がわかるようになっています。

本体とコントローラはうまくコンパクトにまとめられており、箱もそんなに大きくありません。先代機種であるMeta Quest2の時はコントローラの形状が異なっており、もっと大きな箱が使用されていたようです。

Quest3本体

本体を取り出してみます。見てわかるとおり、コードレスなのがQuestシリーズの大きな特徴の一つです。コードを気にせず動く事が出来るなんて最高すぎます。ストラップが軽いこともありますが重心は結構前面に偏っています。内側には紙が差し込まれており、眼鏡ユーザ向けにクッションの位置調整の方法が記載されています。

本体外側には電源ボタン、瞳孔間距離調整ダイヤル、音量調整ボタン、USB TypeCコネクタ、イヤフォンジャックが備わっています。

レンズとクッション間距離の調節機能

レンズの手前にボタンがあります。これが位置調整ボタンのようです。このボタンを押しながらクッションを動かす事で、4段階の位置調整ができるようになっています。今何段階眼なのかは、ボタンの横に並んでいる4つの穴の状態でわかるようになっていました。

クッションの位置を一番レンズに近い状態にしたときと、一番遠い状態にしたときとを撮ってみました。基本的には眼とレンズの間の距離は近いほど没入感が高まると思われますが、眼鏡を使用しているとレンズと眼鏡が干渉してしまう可能性があるので、眼鏡の形状に合わせてクッションの位置を調整して使用する事になります。比べてみると、結構クッションの位置が大きく動いていることがわかります。これなら相当奥行きのある眼鏡でも対応できるのではないかと思います。

レンズには注意書きがなされたフィルムが貼付されていました。レンズを直射日光には当てないこと、液体クリーナーを使用しないこととなっています。

両レンズの間の眉間部分にあるのは近接センサーだそうです。Quest3を被っている間だけ稼働するようになっているみたいですね。頻繁につけ外しを行うケースではこのセンサーによるオンオフが煩わしいため、あえてセンサーを塞いで無効化する人もいるようです。

ストラップ

ストラップ部分を広げてみるとこのようになっています。ストラップはゴムバンドになっており、正直ちゃちいですが意外にも実際に被っての調節は結構うまく出来るようになっています。箱の蓋裏に説明があるとおり、被った状態で後頭部の逆Y字状になっている部分を左右に広げると締め付けが強くなります。そこからさらに頭頂部分のストラップをマジックテープを利用して長さ調節する事で固定されます。

マジックテープ部分は一度調節すればあとは動かす必要がなく、以後の着脱は後頭部の逆Y字部分の調節だけで行います。横に広げると締付けが強くなり、逆に狭めるとゆるくなるのでその状態で脱いだり被ったりすることになります。

コントローラ

コントローラは軽く握り込むとうまくフィットする形状になっていますが、日本人の手には微妙に大きいような気もします。小柄な方であれば大きく感じるかもしれません。

黒い面に3つのボタンとスティック、側面には人差し指と中指に対応するトリガーボタンがあります。購入時点で単三電池がセットされており、テープで絶縁されている状態でした。

見た目にはわかりませんがコントローラにはジャイロセンサー、加速度センサー、いくつかの赤外線LEDが埋め込まれており、これらをQuest3本体によって検知する事によってコントローラの位置や傾き、指の動きなどを認識するようになっています。

手首側にはストラップがついており、遊ぶ際にはこれに手首を通してうっかり投げてしまったり落としてしまったりしないようになっています。WiiリモコンやSwitchのコントローラでもおなじみのヤツですね。

説明書等

その他には説明書と充電用のUSB TypeA to Cケーブル、アダプタが同梱されていました。

セットアップ

ハードウェアの確認が一通り終わったので、いよいよセットアップに入ります。セットアップにはスマートフォンと専用アプリが必要になります。

上記はAndroidスマートフォン(GooglePlayStore)の画面ですが、iOSでも同様のアプリがあるはずです。基本的には画面の指示に従って進めていくだけですが、おおまかな流れとしては以下のようになっていました。

  1. スマホ:Meta Horizonアプリのインストール
  2. スマホ or PC:Metaアカウントの作成
  3. Quest3:電源を入れて起動
  4. Quest3:Wifiへの接続
  5. Quest3 & スマホ:お互いをペアリングしてMetaアカウントにデバイスを登録

Metaアカウントの作成の中で、自分のアバターを選択する事になります。このアバターは髪型や体型、服装など色々とカスタマイズが出来るようになっているのですが、驚いたのは以下のように補聴器の項目がある事でした。自分も補聴器を使用しているので同様に装着させてみましたが、欧米は補聴器や人工内耳の使用がもっとオープンなのかなぁと感じた一幕でした。いやぁ補聴器をつけられるアバターカスタマイズ画面なんて初めて見たぞ。

ちなみに上記画像にある「ビンディー」は、インドの女性がよく眉間につけている点状の装飾品のことでした。これも初めて見たな……。

紹介リンクについて

なお、Metaアカウントの作成自体はWeb上でも出来るようになっています。このとき、紹介リンクを通じて行うと3000円分のHorizonストアで使用可能な通貨を取得する事が出来ます。

Horizonストアについては次の項目で述べたいと思いますが、自分からの紹介リンクをここで紹介させて頂きたいと思います。これを利用してもらえると、自分にも3000円分の通貨がもらえるようになっておりWinWinな仕組みです。記事が参考になったと思った方はぜひ利用してもらえればと思います。

紹介リンクはこちら

  • Quest3だけでなくMeta Quest2やMeta Quest3Sでも利用できます
  • Meta公式から買う必要はありません。自分のように価格コムの最安価格を調べてECサイトで買ったり、家電量販店で買ったりしてもOKです

Horizonストアとは

Meta社はHorizonストアという独自のコンテンツ配信プラットフォームを構築しています。Quest3にインストールするアプリケーションやゲームは基本的にこのHorizonストアで公開・販売されています。HorizonストアはPCやスマホのWebブラウザ、Meta Horizonアプリ(セットアップ時にインストールしたもの)のほか、Quest3内からもアクセス出来るようになっています。

上で紹介した紹介リンクを介してアカウントを作成するともらえる3000円というのはこのHorizonストアでの買い物に使用出来る通貨というわけです。アプリやゲームの価格はそれぞれのタイトルによって違うし、セールの有無でも変わってきますが、3000円という金額は概ね1本のゲーム購入を賄えるくらいの額になっています。

Horizon+というサブスクもある

詳しくはMeta社の公式ページを見てもらうのが早いと思いますが、このサブスクは一言でいえばMeta社が選んだゲームが買わなくても遊べるようになるサービスです。有名タイトルもちらほらあるようだし、Quest3を購入した人は最初の3ヶ月間は無料で利用できるようなので使い得です。この期間に遊んで気に入ったタイトルを買えばいいのです。思いっきり使い倒したいと思います。

ハンドトラッキング

Quest3には先述の通りコントローラが付属していますが、アプリやコンテンツによってはこのコントローラを使用せずに自分の腕(正確には手首から先)を使用した操作を行う事も出来るようになっています。

その精度は当初半信半疑だったのですが、実際に試してみると思った以上によく認識している事に驚きました。上の動画は、Quest3のハンドトラッキングのチュートリアルを試す様子を撮影したものです。指の動き、手の位置などなど、きちんと捉えられていることがわかると思います。様々なセンサーを内蔵しているコントローラのトラッキング精度には流石に負けますが、ちょっとした操作くらいなら普通にできそうですね。

ハンドトラッキング機能を使用するかどうかはQuest3の設定でオンオフが出来るのですが、直感的な操作が可能だし、もしもコントローラの電池が切れてしまった時の対応にもなるので、基本的にはオンにしておくのがよさそうです。

ゲームでは、例えばフィットネス系のボクシングエクササイズなどでハンドトラッキングを活用しているなどの例があるようです。

空間認識機能

Quest3の前面にはカメラと深度プロジェクターが備わっています。これらを使用して、ユーザがいる環境をスキャンし認識、空間をデータ化する事が出来るようになっています。これによって何が嬉しいのかというと、ユーザが安全に動ける領域をアプリやゲーム側が認識できるようになるのです。データ化した空間の使用目的には大きくわけて以下に紹介する二種類があると考えます。

境界線

VRやMRを活用しているコンテンツの中には、デバイスを持って動き回るようなコンテンツもたくさんあるわけですが、そうなるとどうしても手足やデバイスを家具や壁にぶつけたりする危険性についても考えなくてはならなくなります。そのような場合に空間データがあるとこれ以上動くと危ないよという時に警告を出すことが出来るようになったり、そもそも安全に動ける領域内で遊べるような設定にしてくれたりといった事が出来るようになるのです。

自分がVRデバイスを所有するのはQuest3が2台目で、最初はPSVRだったのですが、PSVRの時はそういった機能が無かったためあらかじめ自分で安全な広さを確認しておき、頭の片隅で常に意識しながら動く必要がありました。それをやらなくても良くなったという事は、画期的な進歩だと思います。

実際に遊ぶことになるリビングで空間認識を行い、境界線を作成する様子を撮影してみました。深度プロジェクターによって床やソファ、テレビなどの物体までの距離をきちんと把握し、面を認識できている事がわかります。虹色の太線で囲まれた領域が、Quest3が判断するユーザが安全に動ける領域となります。いい感じに認識出来ているのではないでしょうか。動画の最後の方で行っているように、境界線は手動で微調整も出来るようになっています。

境界線が実際にゲーム等でどのように活用されるのかという様子を撮影してみました。この卓球のゲームでは、ユーザが動きすぎて境界線から外に出そうになると床の境界線に沿って格子状の壁が表示され、ユーザもすぐにこの領域を逸脱しそうになっている事がわかるようになっています。この実装はゲームによって異なると思われますが、大きな違いは無いだろうと思います。よく出来ています。

スペース

空間認識能力をフルに活かし、境界線よりもさらにワンランク上、床から壁、天井、家具などあらゆる物体を認識して3次元的なデータを作成する機能のことをMeta社ではスペースと呼称しています。以下の動画は、実際にリビングでスペースを作成する様子を撮影したものです。こちらは境界線とは異なり、MRでの用途に主に用いられるのではないかと思われます。つまり、現実の世界にバーチャルな物体を描画するという事です。空間データによって、よりリアリティのある描画が出来るようになるのです。

それにしてもキッチン・ダイニングが乱雑でちょっと恥ずかしい。しっかり片付けてからにすれば良かった……。でもキッチンのカウンターが物置き場になるのってあるあるですよね?どうかそうであって欲しい!

MRを活かしたゲームを試してみる

Quest3にプリインストールされているFirst Encountersというゲームを試してみました。前回の記事で紹介したMR(Mixed Reality: 複合現実)に相当するコンテンツで、遊んでいる部屋の壁を破壊しながら侵入してくるマリモのようなエイリアンを捕獲するというものです。見ての通り壁や天井、テレビやソファなどをきちんと認識し、それに合わせた破壊表現やエイリアンの行動描写がなされており、実際に遊ぶとなかなか衝撃的な体験でした。やはり、普段自分が過ごしている空間を舞台に展開されるMRは、完全な仮想空間であるVRよりもワンランク上の体験になります。これは凄い。

別画面へのミラーリング

ヘッドマウントディスプレイの欠点の一つに、装着者にしか画面が見えておらず、周囲の人には何が起きているかわからないという点が挙げられます。例えば複数人で集まって遊ぶ時など、装着者一人だけしか楽しめないのでは寂しいですよね。そうした課題へのアンサーとして、ミラーリング機能が提供されています。これによって、Quest3に表示されている映像をPCやスマートフォンにも同時に表示する事が出来る機能です。写真等は用意していませんが、そういう機能もあるよという事で紹介しておきます。

総括

という感じで、購入直後のインプレッションでした。それなりに覚悟のいる価格なので購入前はおおいに迷いましたが、買ってみて良かったです。やはり新しいモノ(といっても正直VR/MRやQuest3自体は2026年現在そこまで新しいというほどのものではないのですが)に触れるのは刺激的で楽しいです。

撮影した動画はどうしてもQuest3を被って得られる視界の一部を切り取ったものになってしまうのですが、実際には自分の視界の全てが最後のゲームの動画のような状態になったりもしている訳で、VRやMRを初めて体験する人にはなかなか面白い体験になるのではないでしょうか。他にどんなMRを活かしたコンテンツがあるのか、探して試すのが楽しみでなりません。

次回の記事ではQuest3と合わせて使用するために購入したアクセサリ類を紹介する予定ですが、ゲーム等のコンテンツについても随時記事に起こして紹介していけたらなと思っています。それではまた!

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