ベースキャリアを取り付けてみた

突然ですが、ベースキャリアを取り付けました!屋根のなんかゴテゴテしたのがそれです。他にルーフキャリア、ベースサポート等色々な呼び方があるようですが、ここではベースキャリアで統一します。

・・・ドライブにいきたい・・・

実は今、左足首の靭帯を痛めてしまってクラッチの操作が困難な状態で、車に乗る事が出来ません。趣味のテニスもお預けで、歩くのも億劫なので休日は家で過ごしているのですが暇すぎて辛い。体もなまりまくり、フラストレーションです。・゚・(ノД`)・゚・。

そんな中、MINIでスキーに行けるようにするべく、ベースキャリアとルーフボックス(的なもの)を購入しました。この記事では、ベースキャリアの取り付けまでを扱います。
ルーフボックス(的なもの)については次の記事で書きたいと思います。

スキーめっちゃおもしろい!

この年末年始休暇が明けてすぐに、職場の人やその知り合いの人達とスキーに行きました。小学生の頃に一度滑って以来約20年ぶりなので、実質初めてのスキー体験といって差し支えないでしょう。場所は野沢温泉スキー場です。天気にも恵まれ、一緒に行った人たちもみな良い人で、非常に楽しい3日間を過ごす事が出来ました。スキー板の付け方講座から始まったこのスキー体験も、3日目には初級コースくらいの緩い斜度ならば気持ちよく滑る事が出来るようになってきました。

しかし、最終日となる3日目に速度を出しすぎ(というよりは減速がうまく出来ず)、勢いよくコブに引っかかって盛大に転んでしまい、スキー板が外れなかったために足首を捻って痛めてしまいました。靭帯が伸びてしまったとの事で、半月が経つ今現在もまだ完治していません。板が折れていたので結構な衝撃が加わったようですが、靭帯断裂とか骨折とかに至らなくて本当に良かった(;´Д`)

そんな訳で冒頭のフラストレーション云々に繋がる訳ですが、しかし、この3日間のスキー合宿でワタクシスキーというものが大好きになってしまいました。その勢いで、自分用のスキー道具を揃え、自分の車でいつでも好きな時に滑りにいけるようにしよう!と思い立ったのであります。しかしそこは流石MINI、スキー板などという長尺物を積むには色々と問題がありました。

MINIにどうやってスキー板を積めばいいのか

MINIという名前からもお察しの通り、この車はトランク容量も広さも無いので、居住空間を確保しながらスキー板を車内に載せる事は容易ではありません。助手席のシートを倒せば助手席に170cmの板をなんとか置く事は出来そうですが、スマートじゃないよな〜。濡れた板を車内に置く事にも抵抗があるし、やはり屋根の上に載せるのがベターではないでしょうか。

屋根の上に載せるにも選択肢があります。

  • 板を剥き出しにしたまま積むスキーキャリア
  • 箱を積んでその中に板などを収納するルーフボックス(別名ジェットバッグ)
悩んだ末にTHULE社製のルーフボックス(的なもの)を選定しました。このあたりの話は次の記事に譲ります。という訳で、THULE社製のベースキャリアとルーフボックス(的なもの)を購入する事に決めました。

ベースキャリアの選定

ベースキャリアとは、車体に直接取り付けるもので、ルーフボックスを始めとする様々な積載用のパーツを固定する土台となるものです。MINIには、純正のベースキャリアのオプションが存在します。結構見た目もスマートでいい感じ。

しかし、今回購入したのはTHULE社から販売されているベースキャリアです。どちらにするかは結構悩んだのですが、それぞれの特徴をざっくり見てみましょう。

【MINI純正のベースキャリア】

  • 見た目がイイ
  • THULE社から販売されているものよりも安い
  • 実はTHULE社製
  • THULE社から販売されているものとはバーの太さが違う
  • 装着するには車体側に非可逆の加工が必要

【THULE社から販売されているベースキャリア】

  • ルーフボックスの選択肢が豊富
  • 不要になった場合でも恐らく需要があるので処分が容易
  • もしも車を乗り換えたとしても継続して使用出来る可能性が高い
  • (俺的には)ゴテゴテ感が結構好き

こんな感じかな?ルーフボックスをベースキャリアに固定するにも色々な方式があり、多少バーの太さが違っても問題なく取り付けられる場合も多いので実際には欠点といえる程大きな問題ではないと言えるかもしれません。しかし、非可逆の加工に関しては看過できません。詳しい説明は省略しますが、ルーフの縁の部分を切り取り、そこにハメこむカタチで取り付ける事になります。切り取ってしまうので、二度と元通りに戻す事は出来なくなってしまいます。

THULE社以外にもTERZOやINNOなどのベースキャリアもありますが、今回購入したのはTHULE社のルーフボックスなので、これに合わせてベースキャリアもTHULEにしました。

早速注文

THULE社に限りませんが、ベースキャリアを構成するパーツは部位ごとに個別に販売されています。これは、装着する車に合わせて適切なパーツを買って、組み合わせて使用する形態であるからです。THULE社の車種別適応表を利用してMINIに必要なパーツを調べます。自分の車(MINI R56、2013年式)の場合は以下の4つが必要だという事がわかります。

  • Thule Rapid System 754
  • Thule SquareBar 761
  • Thule ショートルーフアダプター 774
  • Kit 1366

早速、ルーフボックスと合わせてポチりました。尚、この4つはセットで販売されている事もあります。

箱でかすぎワロタ

数日後、ルーフボックスと一緒に届いた箱を見て固まる俺。でかすぎわろた・・・

呆然。折角だからもう一枚(^ω^)

ワンルームの自宅マンションで、主である俺以上に存在感を発揮しまくりなこの物体を早急にどうにかしなければ、メシを食う事すらままなりません。幸いこの日は金曜日。翌日の土曜日(っていうか今日)、早速梱包を解いてMINIに取り付けてしまう事にしました。

th754

工具が付いてくるので自分で用意する必要はありうません。

kit1366

kitxxxxは車種別に用意されており、1366はMINI専用になっています。当然説明書もMINI用に作られています。

th774

3ドアだとこれが必要になります。理由は後述。

th761

開梱完了!早速作業開始DA!!

取り付け作業の様子

細かく説明していると長くなるので、写真でちゃっちゃと紹介していきます。ちなみに作業開始から完了まで1人で行いましたが、写真を撮りながらで所要時間2時間弱でした。結構な力仕事になったので、女性は自分でやろうとしない方がいいと思います・・・

1. th761のスクエアバーにth774付属のパーツをはめ込む×4

向きに注意。ピンぼけひどい(´・_・`)

2. th761のスクエアバーにth754をはめ込む×4

kit1366付属の説明書に記載の値を参照して、規定の位置に調節する事。

※07年式以降の場合、前側は”28”が規定の位置と記載されているが、自分の場合”28.5”でないと車体への取り付けが困難でした。

▲th754の裏のレバーを起こしてからはめ込み、規定の位置に調節してからレバーを戻すと固定される

3. th761のスクエアバーの先端に、th754に付属のエンドキャップを装着×4

4. th754の裏側に、kit1366のゴムカバーを装着×4

ただ被せるだけで力は要りません。取り付けるとこんな感じ。

5. th754に、kit1366のフック型パーツを装着×2

カバーを開けてパーツを差し込むだけ。

6. 車のルーフにkit1366のフィルムを貼る×4

これはルーフに傷が付かないようにするためのものです。

貼る位置はkit1366の説明書を参照してください。

7. 前側のベースキャリアを取り付ける

ボルトを緩めてフックが動くようにし、フックを引っ掛けます。

設置位置を調節してからボルトを締めて固定し、カバーを閉めて、鍵をかけます。

8. th774に、kit1366のフック型パーツを装着×2

カバーを開けてフック型パーツを差し込み、ボルトを通す。

ちなみにこのth774は何の為のものかというと、MINIのように後部座席のドアが無い車の為のものです。どういう事かというと・・・

そう、後のドアが無いので、後ろ側のベースキャリアを固定するフックを引っ掛ける事が出来ないのだ。ではこのth774をどの様に使うのかというと・・・、次の手順をご覧頂こう。

9. th774を取り付ける

ここが一番大変です。(1)で取り付けたパーツに引っ掛けつつ、ドア枠の後方にフックをかけます。こうしてテンションをかける事で後のバーを車体に固定します。この時にかかるテンションが半端ない為、それはもう大変な気合を入れてかつて無い程に力を振り絞らなければなりませんでした。

これ取り付けるのに滅茶苦茶力が要ります。カバーを閉めて鍵をかけておく。

後ろ側のルーフキャリアのフックを使えないので、こうしてテコの原理的な感じで無理やり(?)ドアの開口部の後端に引っ掛けてる訳ですね。

完成!!

実際に見た感じは結構気に入りましたが、写真だと微妙に見えるかな?

手順9があまりにも大変で、もしやこれは俺1人では不可能なのではないかと挫けそうにもなりましたが、なんとか取り付ける事が出来ました。あーしんど・・・。本当は、スキーをやらない春夏秋のオフシーズンは取り外しておく事も考えていたのですが、こんなにしんどいのならもう年中付けっぱなしでいい気がしてきたよ。

※後日追記:オフシーズンは普通に外すことにしました。

見た目はどうでしょう。人によって意見の別れるところかと思われますが、個人的には割とアリです。何もつけていないMINIの丸っこさも勿論好きですが、あえてこういうのが付いてるのもいいなって。まぁ、洗車が大変になりそうなのはアレですが・・・。あ、あと風切音とかね。一般道なら恐らく気になる事はないでしょうが、高速道路とかだと音がするんだろうね。足が治ったら確認してみます。

以上、ベースキャリアの購入と取り付けの模様でした。次の記事では、この上にルーフボックスを載せる模様をご紹介したいと思います。

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