実は前々から食洗機というものが気になっていたのですが、数万円という気軽に手を出しにくい価格や設置にスペースが必要なことなどが相まって中々踏ん切りがつかないでいました。
が、結婚もしたことだし家事が楽になって二人の自由時間が増えるんなら買ってみるしか無いか?と意を決し、自分の誕生月でもあるこの6月にセルフ誕生日プレゼントと言い訳してとうとう念願の食洗機を購入しました。
目次
食洗機とは?何が凄いの?
食洗機とは何ぞや。というのは皆さんもご存知かと思います。食器を洗うための家電ですね。
聞く所によれば相当に便利な家電らしいのです。しかし、食洗機に否定的な人もいるようです。その声を聞くと、どうも
- 手洗いすればお金かからないよ
- 本当にキレイになるのか疑問
- 光熱費が高くつきそう
といったものが多いようです。しかし、実際に導入し、使ってみた今だからこそ声を大にして言える。ごちゃごちゃ言ってねーでさっさと買うべしと。
では何がそんなに凄いのか?説明していきます。
洗浄力が高い
まずは洗浄力。食洗機は、次に挙げるようないくつかの要素によって高い洗浄力を実現しています。
高温のお湯
食器を洗ううえで一番イヤなのは何でしょうか?自分にとってのそれは脂です。
しかし、食洗機は洗浄時に60〜80℃という高温のお湯を使います。この温度帯では食器類に残った脂も溶けてしまうため、綺麗に洗い流されるのです。
60〜80℃ | 食洗機が使用する温度 |
40〜50℃ | 牛や豚の脂が溶ける温度帯 |
20〜30℃ | 手洗いの温度 |
それにしても約70℃とは、思いの外高温ですね。これほどの水温で手洗いをしたならば大やけどをしてしまうでしょう。手洗いでは叶わない要素の一つです。
一方で、高温であるために食洗機では洗うことの出来ない食器が出てくるのもまた事実です。例えば木製の食器や、レンジ使用不可のプラスチックの食器などがそうですね。
それが大切なものであるなら丁寧に手洗いするようにし、別に大切でもないならいっそ食洗機が使えるものに買い替えてしまうというのが良いでしょう。
水圧
食洗機は庫内で勢い良くお湯を噴射し、食器を洗い流します。自分が購入した機種では約2メートルの高さまで飛ぶくらいの勢いで、扇状に噴射するそうです。
これほどの勢いならばザルなどの網目も貫通するでしょうし、庫内に詰め込んだ食器の隅々まで水流が届いてキレイにしてくれる事でしょう。
スポンジやブラシでゴシゴシやる物理的なダイレクトアタックが出来ないかわりに、この強力な水流で汚れを吹き飛ばすのですね。
強力な洗剤
そして3つ目、強力な洗剤です。食洗機では手洗い用の洗剤は使えず、食洗機用の洗剤が必要になりますが、この洗剤がまた強力なのです。
手洗い用の洗剤は手にダメージを与えないように出来ていますが、機械が使う洗剤であればそんな事は気にする必要がなくなり、存分に強力な洗浄力を発揮する事が出来るようになります。
具体的には酵素や漂白成分に主な違いがあるようです。これもまた、手洗いでは叶わない要素です。
経済的
そして経済性もまた、食洗機のメリットです。手洗いに比べて水の使用量が少なく済みます。手洗いの場合は洗剤を泡立てたり、洗ったあとに洗い流したりする際に水を流しっぱなしにすることがあり、意外に多量の水を使用しているそうです。
手元のPanasonicの食洗機カタログには、5人分相当の食器の手洗いに約75リットルもの水を使用すると記載されています。これに対して食洗機の場合は庫内で水を循環してうまく活用するなどの工夫があるために約1/6の11リットルの使用で済むのだそうです。
電気代に関しては確かにかかりますが、手洗いでも温水を使う場合はガス代がかかります。仮に温水を使わなかった場合でも同等の光熱費しかかからないようです。
洗剤 | ガス代/電気代 | 水道 | 合計 | |
---|---|---|---|---|
手洗い | 5.5円 | 28.2円 | 18.9円 | 52.6円 |
食洗機 | 3.2円 | 20.8円 | 2.8円 | 26.8円 |
それに、食洗機はタイマーをセットして使用する事が出来ます。これによって、例えば夜間の電気代が安い時間帯を活用するという事も出来るのです。
自分の時間が増える
そして何よりも、これが最大にして最強のメリットでしょう。面倒な家事から開放される、これを上回るメリットなど存在しません。浮いた時間をどう使うかは人それぞれですが、自分の時間が増える上に面倒な事をしなくて良いという事を喜ばない人間などこの世におりますまい。
古来より時は金なりといいますが、食洗機はまさにそれを体現するものです。例えばゲーム、読書、映画鑑賞、勉強など自分のために時間を使うもよしですし、赤ちゃんにかまう時間に使うもよしでしょう。時間があって困る人などいないのです。
手が荒れなくなる
自分は幸い食器洗いをしても手が荒れたりはしないのですが、洗剤や水による手荒れに苦しんでいる人もいます。そうした人達にとっては、食器洗いをしなくてすむ事により手荒れから開放されることは大きなメリットではないかと思います。
食器の格納場所が増える
これはメリットなのかどうなのか・・・自分にとってはメリットだったので書いておきます。
食洗機を使用した後、食器をそのままにしておくことで一種の食器棚的な存在へと変わります。食洗機から食器を直接出して使い、食洗機を本来の用途で使いたくなったらその時点で中に残っている食器を片付ければいいのです。
毎回洗った直後に全ての食器を所定の位置にしまい直す方も多いと思いますが、ズボラな人間にとっては思わぬメリットでした。
食洗機の種類
この様に、食洗機には様々なメリットがあります。デメリットといえば設置場所が必要になる事と初期投資が必要となる事くらいしか思い浮かびません。食洗機否定派の方も少しは関心を持って頂けたでしょうか?
それでは、実際に自分が食洗機を導入し、使用して感激するまでを追いかけてみましょう。購入検討の参考になれば幸いです。
食洗機を購入する事を決めたので、どの機種を購入するかを検討する事になります。食洗機には大まかに3種類のタイプが存在します。
ビルトインタイプ
マンションや戸建てのキッチンなんかに最初から設置されているものはこれですね。据え置きタイプとは違ってその筐体が隠れているので実にスマート。今時のマンションや戸建てならばほぼ設置率は100%に近い値なのではないでしょうか?あとから導入する場合は、専用のスペースが必要となるだけに設置のハードルは最も高いかもしれません。
据え置きタイプ(水栓接続式)
今回自分が購入したのはこのタイプ。キッチンのどこかに本体を置き、シンク等の水栓から水を分岐させるタイプです。設置場所を確保しなければなりませんが、設置自体は個人でも簡単にできちゃいます。不安な人でも購入時に申しこめば有料で設置サービスを受けられます。
据え置きタイプ(タンク式)
こちらは水栓には繋がないタイプ。水栓には繋がないので場所とコンセントさえあればどこにでも置けちゃうのかと思いきや排水ホースをシンクなどに出さなければならないので、結局水栓接続式とほぼ同じ場所に設置する事になります。
容量などの基本的なスペックが上記2種に劣るうえに使用のたびに自分でタンクに水を入れなければならず、自分は最初から選択肢には入りませんでした。
機種選定
2022/03/22追記:執筆当時と今とでは販売されている機種の型番や価格が変化しているため、現状と合っていない記述がありますのでご了承ください
購入するタイプを絞ったら、今度は機種選定です。調べてみると、どうも据え置きタイプ(水栓接続式)の食洗機はPanasonicの一強状態であり、選択肢はあって無いようなもののようです。まぁ、別にPanasonic嫌いという訳でもないのでそれは全然問題なし。Panasonicが現在販売しているこのタイプの食洗機は6種類です。
プチ食洗
容量が24Lと名前の通りコンパクトで、機能的にも抑えられた廉価なモデルです。色々とはしょって結論だけ述べると、オススメしにくいジャンルだと思いました。容量の割に筐体が大きく、機能も微妙で「食洗機は便利って聞いてたけどなんか思ってたんと違う…」となる予感がしまくります。
こと食洗機においては大は小を兼ねるを地で行く家電なので、仮に一人暮らしであっても次に紹介するレギュラータイプにしておくがベターかと思われます。
レギュラータイプ
買うならこちら。容量は40Lとなり、実用性が高いです。
ただ、このタイプの中でも松竹梅の梅に相当するNP-TA2はやはりオススメしません。上位機種のNP-TH2との機能差に比べて価格差があまり無いためです。インターネットで調べまくった感じでは、最も機能とコストのバランスが取れていてコストパフォーマンスが良いのは竹のNP-TH2であるという意見が多く見られました。
では竹のNP-TH2と松のNP-TZ100を比較するとどうなのかといえば、価格.comでは記事執筆時点(2019年6月23日)で価格差が1万1,000円程です。機能的にはTZ100は扉を開くボタンやメニューの部分にタッチセンサーが使用されているのと、ナノイーを用いた消臭機能が備わっているところが大きな違いで、その他には違いはあまりありません。
この違いが1万1,000円というのをどう捉えるか次第ですが、いずれにせよNP-TH2もしくはNP-TZ100が鉄板という事でこのどちらかを選んでおくのが間違いない!といえます。
購入したのはPanasonic NP-TZ100
最終的に自分が選んだのは最上位機種のNP-TZ100です。NP-TH2とNP-TZ100のどちらかにするというところまではネットで調べて決めており、最後の二択をどうするかを判断すべく家電量販店に赴いて実物を見比べて決定しました。決定の決め手を説明していきます。
色がカッコいい
実物を見て最初に驚いたのはその筐体の大きさでした(2機種とも同じ大きさ)。広い店舗で見ても大きく感じるのだから、実際にキッチンに置いたら一層大きく感じる事は間違いありません。膨張色であるホワイトならなおさら大きく感じることでしょう。
この時点でホワイトは避けたい気持ちがかなり強くなっていましたが、しかしそれを差し引いてもNP-TZ100のシルバー(グレーといった方が近い)の格好良さが目を引きました。主張しない色で、渋くて落ち着いている。キッチンの雰囲気にもしっくりと馴染みそうです。
タッチセンサーがいい感じ
タッチセンサーの有無は、NP-TZ100とNP-TH2の大きな違いの1つです。扉を開くボタンとメニューを操作するパネルが、NP-TZ100ではタッチセンサー式、NP-TH2では物理的なボタンになっています。
タッチセンサー式の操作パネルは、LEDが消えている時はそこに操作パネルがある事すらわからないようになっており、洗練されたデザインに一役買っています。操作する際にはメニューが浮かび上がり、ちょっとした近未来感さえ漂っています。技術的にはそう目新しいものではないけれど、家電に搭載されているのはまだそんなに多くないですよね。これもまたカッコいい。
こちらは設置した我が家の食洗機です。タッチパネルやセンサーの挙動はこんな感じになります。
毎日使えば価格差はなくなる
とまぁ、ここまでが家電量販店で実物を見比べての感想でした。Panasonicの食洗機カタログも持ち帰り、最後は家でじっくりと悩んで選ぼうと思っていたのです。価格差は1万1,000円、決して安くはないけれど毎日のように使う事になる家電です。使用頻度の高いものには拘らないと、後で後悔することになるでしょう。
とはいえ、仮に3年使うとしたら一日あたり10円の差でしかないのです。Oh...あってないようなものだ!(高いものを買う時の言い訳によく使う手w)という事でNP-TZ100を購入する事が決まりました。
追加で購入する必要のあるもの
NP-TZ100を買う事は決まりましたが、据え置きタイプ(水栓接続式)の食洗機の場合は分岐水栓というものも追加で買わねばなりません。
分岐水栓とは、読んで字のごとく分岐する水栓です。キッチンの水栓に取り付ける事で、水を分岐させる事が出来るようになります。これを使って食洗機に水を流せるようにするのです。
取り付け先の水栓の製品によって購入するべき分岐水栓が異なるので、確実に調べて間違いの無いように購入しましょう。分岐水栓の型番にもよりますが、地味に高くて1万円とかします。間違えて買って返品不可だったら泣く事になります。幸い、Panasonicは取り付け先の水栓の型番で検索する事で購入するべき分岐水栓を教えてくれるサービスを提供していますので活用しましょう。
我家の場合はどうでしょうか。取り付け先の水栓の根本に型番が記載されたシールが貼られているので、これを見てみます。型番はTKGG31E。適合する分岐水栓は・・・調べてみるとすぐにわかりました。CB-SSH8という分岐水栓を買えば良さそうですね。という訳で、これをNP-TZ100と一緒に購入します。
なお、分岐水栓と食洗機を繋ぐのにナットを締める必要があるので一本レンチを買っておくといいと思います。自分もこの機会にと安いものを購入しました。
今回買ったもの
届いた!まずは分岐水栓の取り付けから
それにしてもでかい。家電量販店でみた時からわかっていました。なんならメジャーを使って設置場所に置いた時のシミュレーションもした。けどやっぱりでかいもんはでかい!
NP-TZ100の梱包を解きたい衝動を抑えつつ、まず最初に分岐水栓を取り付ける事にします。取り付けの方法は取り付け先水栓や分岐水栓の型番によって違うでしょうが、大まかな流れはだいたい同じだと思うので参考程度にどうぞ。分岐水栓にはちゃんと説明書もついているので、それを読みながらやれば迷うことは無い、と思います。
水栓の取り付けになど興味はない、という方は実際に使ってみた様子へ。
- 水栓の元栓を閉める
- 取り付け先水栓のレバーを外す
- 取り付け先水栓のカバーを外す
- 取り付け先水栓のカートリッジを外す
- カートリッジのネジを、分岐水栓のネジに交換する
- 分岐水栓を取り付ける
- カートリッジを分岐水栓の上から付け直す
- 取り付け先水栓のカバーを戻す
- 取り付け先水栓のレバーを戻す
- 水栓の元栓を開ける
1.水栓の元栓を閉める
最初に水栓の元栓を閉めて水とお湯が出ないようにします。これを忘れるとキッチンが水浸しの大惨事になりかねません。絶対に忘れないように気をつけましょう。
シンクの下を覗くと、水とお湯の2種類の元栓があるはずです。レバーが付いている場合もあれば、我が家のようにマイナスネジだけの場合もあります。マイナスドライバーで時計回りに回して締め、水とお湯が出なくなった事を確認します。
2.取り付け先水栓のレバーを外す
取り付け先水栓のマーカーにマイナスドライバーや爪をねじ込んで外すと、中に六角ネジがあるのでこれを緩めてやるとレバーが外れます。マーカーは小さいので無くさないように注意して保管しておきます。
シンク掃除用の歯ブラシが見苦しい・・・何故片付けておかなかったのだろうか(;´Д`)
3.取り付け先水栓のカバーを外す
カバーを掴んで左にくいっと回すとロックが外れ、上に引っ張るとすぽっと抜けます。
4.取り付け先水栓のカートリッジを外す
カバーを外して露出した六角ネジを緩めて、カートリッジを取り外します。元栓を閉めていても、残った水がじわじわと湧き出してきます。最初はキッチンペーパーに吸い取らせたりしていましたが、きりがないので途中からは放置しました。
5.カートリッジのネジを、分岐水栓のネジに交換する
カートリッジの六角ネジを抜いて、分岐水栓に付属している六角ネジを挿し直します。抜いた六角ネジは、いつか元通りに戻す時の為に無くさないように保管しておきましょう。
6.分岐水栓を取り付ける
カートリッジがあった場所に、分岐水栓の本体を代わりに置きます。この時、分岐水栓の横穴の位置を何処にするかを決め、その位置に動かしておきます。この写真では左側に動かしてあります。
7.カートリッジを分岐水栓の上から付け直す
カートリッジを分岐水栓の上に置き、六角ネジを締めていきます。この時、六角ネジは3本を順番に少しずつ締めていくようにしないとうまく締められないので注意。
8.取り付け先水栓のカバーを戻す
カバーを被せ、右にくいっと回してロックします。
9.取り付け先水栓のレバーを戻す
レバーを載せ、六角ネジを締めて固定したうえでマーカーを取り付けて元通りにします。
10.水栓の元栓を開ける
分岐水栓のレバーが閉まっている事を確認したうえで、元栓を開け直し、取り付け先水栓のレバーを動かして水やお湯が出る事を確認して完了です。
食洗機本体を設置する
いよいよ食洗機の設置です。どこに設置するかはキッチンのレイアウトなどにもよるのですが、我が家の場合はシンクの上に、真横に向けて設置する事にしました。
カウンターの上だと位置が高すぎるし、シンクとコンロの間だと調理スペースが無くなってしまうからと半ば消去法で決まった位置でしたが、思いの外しっくり収まっていて良かったです。
意外に重たい本体をヒイヒイ言いながら持ち上げ、シンクの上に設置します。本体の背面に付属の排水ホースと給水ホースを取り付けて取り回し、カバーを装着しています。
給水ホースは先程取り付けた分岐水栓に接続し、分岐水栓の開閉レバーを開けておきます。排水ホースはシンクに出し、付属の吸盤で固定。最後に電源ケーブルをコンセントに接続して設置完了!!
この時は電源ケーブルが本来接続する予定のコンセントに届かなかった為、延長ケーブルを調達するまでの間予定外のコンセントに接続しています。電源ケーブルが明後日の方向に伸びているのはその為。
いざ!試運転!
説明書に従って試運転を行います。最初は庫内に乾燥仕上げ剤が塗布されているそうで、試運転によって電源ケーブルや各ホースがきちんと繋がっている事の確認も合わせて乾燥仕上げ剤を洗い流します。
ドキドキ・・・どうやらうまく動いているようです。良かった!しばらくして試運転が終わったあと、今度は実際に食器を洗ってみる事にします。ちなみにご飯はカレーだったので、お皿にはカレーのルーがくっついています。恐らく食器の汚れの中でもカレーはかなり凶悪な部類でしょう。いきなりの難敵に食洗機はどう立ち向かうのか!
あ、見苦しいので写真はありません。あしからず。
そして実戦!
お皿やカトラリーをセットし、食洗機にサンプルとして付属していたタブレット型の洗剤をぽいっと放り込み、扉を閉め、タッチセンサー式のメニューを操作して運転スタート。ぽちっとな。
なお、洗剤の使い方は洗濯機と同じように所定の場所に入れるだけ。投入口は画像中央の四角い穴ですが、その真下にある丸いくぼみに入ればどこから入れてもOKです。
この食洗機は上下二段になっており、それぞれ引き出しのように手前に引き出す事が出来ます。
包丁をセットする場所や、まな板を立てかけられる場所も設けられており、食洗機使用可のものであればフライパンや鍋も洗うことが出来ます。
食洗機用の洗剤について
ここで洗剤についても軽く説明しておきます。Panasonicの食洗機には、液体タイプとタブレットタイプの2種類の洗剤がサンプルとしてついてきます。
白い丸いのは食洗機の足に履かせて高さを調節するための下駄
液体タイプは手洗い用の洗剤と同じような感じ。このサンプルのように小分けに包装されていれば計る必要もなくてよいのですが、販売されている洗剤は自分でちょうどよい量を投入する必要があります。
タブレットタイプ・液体タイプの他、ジェルタイプ・粉タイプなどがあります。
タブレットタイプ・ジェルタイプ
自分で計る必要がなく、最初から決まった量がひとかたまりになっているのでそのままぽいっと食洗機に放り込むだけという手軽さが特徴的。
下の画像ではビニールでラップされているように見えますが、これも水溶性なのでこのまま使います。
タブレットはチャック付きの袋に入っていますが、うっかり濡れた手を突っ込むとタブレット同士がくっついてしまうかもしれないのでそこは注意が必要になりそうです。
自分はタブレットタイプの手軽さが最高に気に入ったので、サンプルを使い切ったあとはタブレットタイプを購入して使用しています。
ジェルだけどタブレットタイプと同じ様に放り込むようにして使える。洗浄力は最強らしいが高い。約20円/回。
タブレットタイプ。充分な洗浄力と使い勝手の良さ、コストパフォーマンスの高さが素晴らしい。約9円/回。
液体タイプ・粉タイプ
一方でこちらは洗濯機の洗剤と同じ様に計量カップ代わりのキャップや計量スプーンを使い、自分で使用する量を計る必要があります。毎回この手間がかかりますが、逆にいえばそれは洗う食器の量や汚れの強さに応じて調節が効くということでもあります。
また、総じてジェルタイプ・タブレットタイプよりも安価でコストパフォーマンスに優れていることも特徴ですね。
液体タイプ。自分で計り入れる必要あり。約5円/回。
こちらは粉タイプ。自分で計り入れる必要あり。約5円/回。
洗浄が完了!結果は・・・?
おおぉ・・・ピッカピカや・・・お皿もカトラリーも、文句なしに綺麗に洗い清められていました。キュッキュッ。カレーのニオイも一切残っておらず、初回運転は大満足の結果に!
この一回運転しただけの時点で既に食洗機を購入して大正解だったと確信しました。その後も毎日使用していますが、食器洗いをしなくてもよいというのは思いのほか精神的に良い効果をもたらしているようです。
美味しいご飯を食べて気分がよくなったあとに面倒な家事をするというのがどうにも嫌でしたが、食洗機のおかげで食事のときの幸せな気分が持続するのです。
そのうえ手洗いよりもキレイになってしかも経済的というメリットもあり、初期投資こそ必要ではあるもののこれはもはや現代の家庭においては必須な家電であると感じました。
現代の必須家電の一つだ
かつては白黒テレビ・洗濯機・冷蔵庫が3種の神器と呼ばれていました。現代の三種の神器の候補は色々あると思いますが、食洗機はその最有力候補の一つだと思います。
昔は衣類の洗濯には洗濯板が使われていましたが、現代では洗濯機がどの家庭でも必ずといって良いほど使用されています。食器洗いも同じようにあるべきではないでしょうか。
食洗機にまつわる話で、ネットでよくみかけるのが「食器洗いをする妻が欲しがっても夫が反対する」というものです。食器洗いの大変さ、面倒臭さを知らない人に却下されるいわれなどはないと思います。必要かどうかを判断するのはその家事をする人自身であるべきです。
ともあれ、この家電は本当に満足度の高いものでした。一人暮らしであっても買う価値は確実にあると断言出来ます。たとえば一人暮らしなら一度に食器の他に調理器具も洗うことが出来るし、それでなくとも食器に水を張ってシンクに溜めておいて、何回か分をまとめて洗えば無駄がありません。
というわけで、声を大にして言いたいです。この家電は必須であると。買って損はしない、と。以上、食洗機の購入模様でした。
おまけ。設置後の調整
こうして無事に設置が完了し稼働している我が家の食洗機ですが、実は設置場所が不安定なのです。
ちょっと見づらいのですがわかりますでしょうか。食洗機の足が、シンクの縁にギリギリ乗っかっている状態です。
一応この状態でもガタガタ動くことは無いのですが、地震などで一方の足がずれて落ちたら食洗機が壊れてしまうかもしれません。そこで、安定して設置できるように工夫する事にしました。
まずゴムシートを調達して…
こうしてこうしてこうじゃ!!写真を見ればわかると思うので説明は省略します。同じような状況の方がもしいらっしゃいましたら参考にしてください。
なお、自分は貧乏性なのでこのようにしましたが、色々なメーカーが食洗機台を売っています。少々値は張りますが、作りはしっかりしているのでしょうし見栄えも良いのでこちらを選ぶのもありだと思います。

¥8,796 (2022.03.22 時点)

¥7,700 (2022.03.22 時点)