外部仕様打ち合わせ<3回目>

2024年2月22日、表題の打ち合わせが行われました。今回は4時間と長丁場の打ち合わせでした。流石に疲れましたね……。この記事はその備忘録となります。

前回打ち合わせでの私達の宿題

まずは前回の打ち合わせで宿題となっていた事項についての回答とその後の流れ。事項ごとにまとめてみます。

リビングのエアコンの機種選定

今回建てる家には、エアコンをつけられる箇所が全部で3箇所あります。すなわちリビングダイニング、主寝室、洋室です。

このうち主寝室のエアコンは現在の賃貸マンションの寝室で使っているものを移設する事にしており、洋室はエアコンの配管のみ済ませておいてしばらく設置はしない予定です。

今回宿題となっているのはリビングダイニングのエアコンで、ここだけ引っ越しに合わせて積水ハウスに取り付けてもらうため、機種選定を済ませておくというものでした。リビングダイニングの広さは38.5平方メートル(約21畳)なのですが、洋室が繋がっているためそちらも合わせると47平方メートル(約26畳)となります。

とはいえ今どきの住宅であればそれなりに高気密高断熱でもあり、エアコンの機種選定において必ずしも広さに合わせた出力を有していなくとも問題はないと考えます。そこで、今回の機種選定は20畳用エアコンの中から行う事としました。色々迷ったのですが、現時点での候補は三菱の霧ヶ峰(MSZ-ZW6323S)とする事にしました。

これを積水ハウスに伝えたところ、積水ハウス側で選定していたものよりも数万円程度のUPとなるようです。ちなみに積水ハウス側で選定されていたのはパナソニックのCS-633DGX2というもの。調べてみても口コミなどは出てこないですね……。価格コムでスペック比較を行うと、明らかに霧ヶ峰の方が良さそうなのでやはり霧ヶ峰でいく事になりそうです。

エアコンは積水ハウスに頼むと本体の購入価格からして市場価格よりも大分高額なので、引き渡し後に自分たちで業者を手配して取りつける方が良いかもしれません。引き渡し予定が10月なので、すぐにエアコンを使いたい!とはならないであろう事も追い風ですね。

防犯カメラの機種選定

結論から述べると、防犯カメラを取り付けない事になりました。

前回の打ち合わせで機種選定を行う事になったあと、個人用の防犯カメラについては何も知らないのでイチから調べる事になりました。結果感じたのは、思った以上に個人用の防犯カメラソリューションは多いし導入も手軽だなという事でした。調べる前の勝手な想像では、最低でも電源ケーブルとLANケーブルを通す必要があるのではないかと思っていたのですが、PoEでLANケーブルから電源を取る事が出来る機種も多いためLANケーブル一本通せばそれで良いようです。

録画自体はカメラ内に仕込んだSDカードを使う事も出来るほか、LANケーブル経由で宅内のレコーダーのHDDに保存する事も出来るようです。なんてお手軽なんだ……

こうした防犯カメラソリューションの提供を行っているメーカーで有名どころはいくつかあり、WifiルーターなどのNW機器で有名なTP-Link、香港のメーカーであるReoLink、国内メーカーの塚本無線、などなどが存在します。

各社ともカメラやレコーダーはAmazonでも購入が可能で、1万円台から調達出来ます。思ったよりも安くて驚いた。色々調べてReoLinkを第一候補とし、カメラとレコーダーを選定して打ち合わせ時に提示しました。

Reolink 屋外防犯カメラ RLC-811A
‎REOLINK
5つ星の 
うち4.1
¥13,799 (2024.02.19 時点)
Reolink PoE屋外防犯カメラ RLC-823A
‎REOLINK
5つ星のうち4.3
¥35,999 (2024.02.19 時点)

しかし、上記の機種は積水ハウスに取り付けを依頼する事は出来ないとあっさり断られてしまいました。

それなら取り付け予定の2箇所に穴を開けてPF管を通し、それぞれテレビ台のところまでLANケーブルを通してもらうところまでは積水ハウスにやってもらい、カメラの取り付け自体はDIYで……と話が進み始めたところで「そもそも防犯カメラいる?」という原点に立ち返っての見直しがはかられました。

DIYでの取り付けだと外壁に穴を開ける関係上どうしても雨滴侵入を懸念せざるをえないこと、もろもろの積水ハウスの保証が失われることといったデメリットがあるためです。

確かにカメラがあれば多少の安心感が得られるものの、怪しいシーンが撮影出来たとしてそこから何が出来るかというと、知人であれば良いですがそうでなければ打てる手はそう多くはありません。となると、何かいたずらなどされるようであればそこで初めて積水ハウスに相談を検討するのでもいいのではないか?という事になりました。

複数の打ち合わせに渡って話を引っ張ってきましたが、ここにきてまさかの「やっぱり防犯カメラは無しにします」という結論に至るのでした。

書斎のカウンターおよび棚の高さと奥行き

書斎はシンプルな長方形の形状で、奥にカウンターを設けることになっていました。さらにその上に2枚の棚を設けることとし、それぞれの高さと奥行きをどうするかというのが宿題になっていました。

書斎のイメージがまだ固まり切っていなかったので、打ち合わせの前にぐぐりまくって様々な書斎を写真を眺め、これはという書斎を見つけたのでそのイメージに近づけようと思っています。それがこれです。(出典:https://hirohatakobo.jp/blog/iedukuri/1011

この書斎の写真と、これをもとに書いた簡易な図を提示して「こんなふうにしたい!」という話をしました。同じように作るとなかなかの費用がかかるようで、部分部分で予算を削る事にはなりましたが概ねイメージは共有できたかなと思います。

イメージ写真と異なるのはカウンターの上下の棚をどちらも固定にしたことと、カウンターを支える縦の板を壁紙を張った壁とした事です。見栄えは大分変わってきますが、使い勝手はおそらく近いものになるでしょう。

カウンターの高さは今使っているデスクと同じ80cmとし、それをもとにしてカウンター上下の棚の高さを設定しました。当初想定していた高さだと低すぎる事がわかったり、やはり担当者の方を交えて考えると自分たちだけで考えるた時は気づかない事柄も色々と出てくるものだと感じました。

書斎のカウンターに開ける配線用の穴の位置

これが先程の話に出てきた「書斎の写真をもとに書いた簡易な図」です。下手くそ?ほっとけ。

カウンターの奥、ディスプレイを設置する面に2箇所の切り欠きを設定しました。各種ケーブルをカウンター下に通すのと、ディスプレイアームを取り付けられるようにする事を意図しています。これはまぁ特に問題なくOKでした。良かった。

ロゴエンブレムの位置

積水ハウスで建築したことを示すエンブレムの位置をどこにするかという問題。妻とも話し合い、玄関の近くの角という無難な位置に決めました。

あんまり目立つ位置でもなんだか嫌らしいし、かといって完全に隠すのももったいない(?)という理由によります。中には完全に隠したいという人もいて、家の裏手にしたり、外構で隠れる位置にしたりする人もいるようですね。付けないという選択肢は無いらしいです。

無難オブ無難な位置であるため、建築士の方からも特に反応もなくあっさりOKが出ました。

今回の打ち合わせで話し合ったこと

見積もりを出し直してもらった

パナソニックやTOTOでのショウルーム見学、及びそれぞれでの設備の見積もり提示を受けて、全体の見積もりを出し直してもらいました。

キッチンやトイレがハイグレードなものだったので相当の金額増を覚悟していましたが、なんと全体ではマイナスという結果になっており驚きました。今回の見積もりは前回打ち合わせ時点のものなので、今回の打ち合わせで書斎にL字型のカウンターや棚を追加したりした分は含まれませんし、タイルやエコカラットをどの範囲に貼るかなどでも変わってくるのでまだまだ増額する可能性が高いのですが、それでも金額の増減の大きなキッチンやトイレの金額がある程度想定内だったことに安心しました。

キッチンやトイレの詳細と価格についてはまた別途記事にしようと思います。

照明、照明スイッチ、コンセント、LAN端子、水栓の位置を決めた

間取り図にそれぞれの位置を意識合わせして書き込んでいきます。照明や水栓は概ね建築士さんが予め書き込んでいたものでOKでしたが、照明スイッチやコンセント、LAN端子は結構追加する部分がありました。

例えば照明スイッチは3路スイッチにして複数箇所から操作出来るようにしたり、普通のWifiルーターではなくメッシュWifiを使っていたり有線接続を多用している関係でLAN端子が多めに必要になったりといった感じです。

Youtubeなんかで「家を建てたけどここに後悔」みたいな動画を漁ってみると結構多いのがコンセントの不足。そんな訳でコンセントに関しては、使わないかもしれないけどあると便利であろう箇所には積極的に追加しておきました。

もっと増やしても良い気もするのでもう一度再検討してみようかな。

外壁の色を検討した

今回は積水ハウスの木造建築商品であるシャーウッドで家を建てるのですが、外壁材にはシャーウッドの大きな特徴でもあるベルバーンという陶器状の商品を選びました。サイディングなど他の外壁材との比較検討すらしないほど、もとからベルバーンに強い関心があったのです。

ベルバーンの中で選べる柄は5種、全部で12色用意されています。

外壁の色は黒系にしたいなと思っていたので、これらの中からざくっと選ぶと以下が候補になります。

  • スレンドボーダー/スムースチャコール
  • クラフトボーダー/ソイルチャコール
  • クシビキボーダー/織部黒

カタログ上ではいずれもそれなりに黒っぽいのですが、打ち合わせを行った場所に併設されている積水ハウスのショウルームで実物を見せてもらうと大分印象が異なることがわかりました。照明の関係もあるのでしょうが、織部黒にいたっては黒ではなく茶色にしか見えないほどです。スムースチャコールとソイルチャコールもどちらかといえば濃い灰色かな?という感じではありますが、最も黒に近いのがスムースチャコールでした。

ソイルチャコールはザラッとしたレンガ状の質感で、スムースチャコールは陶器らしいツヤっとした質感が特徴的です。どちらも甲乙つけがたく悩ましいと思ったのですが、Webでそれぞれを使用した物件を見てみた感じではスムースチャコールのほうが自分好みかなと感じました。今の住まいの近所で採用している物件をいくつか教えてもらえたので、今度散歩がてら実際の家を見て決めようと思っています。

屋根の色を検討した

屋根は粘土系平板瓦にする事が決まっています。積水ハウスオリジナルの商品で、瓦ではあるものの従来のイメージに近い右上の粘土系波型瓦とは違い、名前の通り平板状のスマートな瓦です。

これに伴って、太陽光パネルもこの瓦とマッチする、瓦と一体化したようなパネルとなります。従来の大きな長方形のパネルを屋根上に載せるタイプと違って見た目が良く、屋根の形状に合わせて柔軟に敷き詰められるメリットがあります。

デメリットとしてはコストが高くなる事、屋根と一体化しているために熱の逃げ場が少なく高温になりやすく、発電効率が落ちやすい事などが挙げられるようです。

この平板瓦ですが、3種類の色が用意されています。

▲これは自分たちの家ではないです、念のため

外壁が黒系ならマイルドブラウンは無しだなぁと思ったので実質ストレートブラックかメタリックかの二種類から選ぶ事になりそうです。これまた悩むところで、一旦保留しています。どうしようかな……。

玄関ドアを決めた

積水ハウスでは基本的に積水ハウスオリジナルのドアラインナップから選択するようです。打ち合わせ場所の隣のショウルームにドアの現物があったので、実際に見ながら選ぶ事が出来ました。

I ins トスタリッテというドアを夫婦揃って気に入り、4色ある色も同様にグレインチークという同じ色を気に入り、揉める事もなく満場一致で決定しました。良かった良かった。

このドアが良かったのは見た目も他より良いと感じただけでなく、「特徴」で述べられているように手触りが木の質感を再現したものであったことでした。金属特有の冷たさが多少はあるので「木かな?」とまではいかないものの「木みたい」と感じるくらいには再現度の高い手触りでした。

強いて言えばスリットの部分に横縞が入っているのがちょっと気に入らないといえば気に入らないのですが、他が良いので許せてしまいました。あとは大人気のドアなので、他の積水ハウスで建てられた家でもよく見かけるらしく、被りがちという事くらい。自分は別に被りは気にしないのでOKです。

他のドアは余計な修飾がはいっていたり、色が気に入らなかったり、木目調なデザインなのに手触りは金属そのものだったり、色々と気に入らない部分が大きくて選択肢から外れました。

今この記事を書いていて気付いた事ですが、トスタリッテって……もしかして縦スリットのアナグラム……?そうとしか思えなくなってきた。今度担当者さんに会ったら聞いてみようw

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