MINIで帰省するにあたり、いくつかの準備作業を行いました。以下の3項目です。
- スマートフォンホルダを取り付け、ナビアプリを利用出来るようにする
- ドライブレコーダーを取り付け、万が一に備える
- スマホとドラレコへのヒューズボックスからのUSB給電を実現する
この記事では、1番目の項目について書いていきます。
ナビをどこにつけるべきか
MINIでナビを利用する為に、スマートフォンホルダを取り付けてみました。MINIには、世の中の多くの車にあるような「カーナビを付ける為の場所」というものがありません。やはりあの特徴的なインテリアデザインを維持する為でしょうか。
見ての通り、通常カーナビが鎮座するであろう位置には巨大なセンターメーターが居座っています。速度計、燃料計、各種シグナルの表示、ラジオやオーディオの操作といった役割を持つこのメーターがあってこそMINIという感じです。もはやこれがなかったらMINIじゃないというレベル。
でもぶっちゃけこのメーター見ないんだよね。速度は真ん前の小さなメーターのデジタル表示見ればわかるし、視線移動大きいのって怖いしね。実用性じゃなくて見た目よければすべて良しなんだよね。じゃあ邪魔なだけだろうって?いいんだよMINIだから!
しかし、当然の事ながらMINIにもカーナビを取り付けたいという人は沢山居ます。そのような場合にはどうするのか、列挙してみましょう。
カーナビを利用する場合
ポータブルナビ(PND)/スマートフォン/タブレットを利用する場合
- センターコンソール根本のドリンクホルダーに立てかける
- センターメーターに吸盤でホルダーを取り付ける
- CD挿入口に差し込むタイプのホルダーを取り付ける
- ダッシュボードの上に吸盤/両面テープでホルダーを貼り付ける
- ハンドル裏メーターにステーを生やしてホルダーを取り付ける
- フロントガラスに吸盤でホルダーを取り付ける
- 画面を見ることは諦めて音声の案内を利用する
おおよそこんなところでしょうか。どれも良い所悪い所あるかと思いますが、今回自分が選択したのは「ハンドル裏メーターにステーを生やしてホルダーを取り付ける」でした。理由は単純で、折角のインテリアを邪魔する位置には設置したくないなと思ったからです。尚、今のところナビにはスマートフォンを使おうと思っています。
と、いう訳でホルダーを買った
コレ。Craven Speed社のMINI Smartphone Fixie Mount。日本国内だと、ココとかココなんかで買えますが、ぶっちゃけ高いよね。工作機械があれば自作出来ない事も無いと思います。ホームセンターで売ってるパーツの組み合わせだけでもイケるかも。見た目は別として・・・。
ちなみに今回注文したブツの仕様として、以下の大きさまでの端末を装着出来ます。自分が使っているXperia Zは71mm、なんとかいけます。
- 最小幅約50mm
- 最大幅約75mm
頼む!そろそろスマホを肥大化させるの止めてくれ!5インチで充分すぎだからぁ!( >д<)
取り付けてみる
じゃ、届いたものを早速見ていきましょうか。
内容物はこれだけ。本体と、取り付ける為のネジとスペーサーだけ。これで・・・幾らだって?(´・ω・`) 説明書すら無い。いやまぁ見ればわかるからいいけど。
あ、あと工具が要ります。トルクスレンチ。星形のやつ。今回使うのはT30という規格の奴です。普段トルクスネジなんて扱う事は無いので、当然工具も持っていない。俺はわざわざ買いましたよ、工具・・・買ったのはこれ(↓)ね。ついでに使っているプラス/マイナスドライバーも載っけておきます。
ちなみに、六角形の穴が空いているネジをヘックスネジといいますが、今回対象となる星形の穴が空いているネジをトルクスネジといいます。しかし、「トルクス」という名前を利用するには厳しい審査を受けた上で使用料を払う必要があり、「ヘックスローブ」という名前で代用する事もあるようです。上で紹介した星形のレンチも、ヘックスローブレンチという名前ですね。紛らわしいわ!間違えて六角レンチを買ってしまわない様に気をつけましょう。
閑話休題。内装パネルを固定するのにトルクスネジが使われている事も多いので、車イジリを自分でやるって人はとりあえず買っておくと良いんじゃないかと思いますよ!以下、本マウントキットの取り付け手順です。
1. ハンドルの左と右、どちらに出すかを決める
さっきの写真を見るとわかると思いますが、ステーが弧を描いており、設置の向きが決まっています。あらかじめ左右どちらにスマートフォン等を設置するのかを決めましょう。デフォルトだとハンドルの右側に設置するようになっています。
左側に設置したい場合は、マウント部分を外してステーの反対側に付け替える必要があります。見た感じ普通にネジ止めされているだけなので、特に難しいことは無いでしょう。ちなみに俺はそのまま、右側に設置する方を選びました。
2. ハンドル裏メーターを取り外す
まず作業をしやすくする為に、ハンドル位置を調整しましょう。一番手前に引き出して、一番下まで角度を調節して。メーターを横から覗き込むと、2箇所がトルクスネジで止められているのがわかります。これを、ヘックスローブレンチ(T30)を使って外しましょう。結構狭いので一度に沢山回すのは難しいです。乱暴にやるとレンチがあたって内装に傷がつきかねないので、辛抱強くやりましょう。
2本とも外せたら、メーターを手前に引いてやると取り外すことが出来ます。コードが繋がっているので、あんまり乱暴にやらないように注意。
3. メーターの裏のネジを取り外す
メーターの裏には、矢印で示すように3本のネジがあります。これは普通のプラスネジなので、一般的なプラス/マイナスドライバーを使うことが出来ます。真ん中の一本と、マウントキットを左右どちらから出すかに応じてもう一本のネジを取り外しましょう。
4. マウントキットを取り付ける
マウントキットのステーを、スペーサーを通した上で付属のネジを使ってメーターに取り付けます。ちなみに、次の写真の上側が元々メーターについていたネジ、下側がマウントキット付属のネジです。長さだけでなく、経も若干太くなっているので、ネジを締めるのにちょっと力が要ります。ネジ山を舐めてしまわないように気をつけた方がよいです。
5. メーターを元の位置に戻す
あとはメーターを元通りに戻して作業完了!運転席からはこんな感じに見えます。いい感じじゃね?
写真だとちょっと画面が見辛いですが、スマホの電池があまり残っていなくて輝度を落としているからというのも一因かと思われます。外からはこんな感じに見えます。
スマホが白いとめっちゃ目立つみたい・・・。見た目イマイチだしここはちょっと残念だなー(´・ω・`)
ちなみにスマホを挟む部分は意外と奥行きがあるし滑り止めがついているので、スマホを見やすいように斜めに角度を付けて固定する事も出来ます。また、マウント部分を360度回転させる事も可能。スマホの着脱も洗濯バサミのような感じでワンタッチで超カンタン。
ナビアプリどうする?
これは俺もまだ決めかねています。AndroidのGoogle Naviが、無料である事を考えるとかなりイカす出来なのですが・・・。まぁ、カーナビで実績のある各社がナビアプリを出してきているので、色々試して決めていこうかと。
とりあえず今はトヨタが提供するSmart G-BOOKを使っています。以上、スマートフォンマウントキットの取り付けでした。近いうちに、スマホに給電する仕組みも作ろうと思っています。